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サッカー選手を育てるには一万時間じゃなくて二万時間必要?

   

吉本隆明さんは、生前「10年、毎日続けたらいっちょまえになる」と語っていたそうです。10年毎日続けたら、いっちょまえ。この言葉は、海の向こうでは「一万時間の法則」と言われています。

人を天才にする「一万時間の法則」

この説を唱えたのは、マルコム・グラッドウェルという人です。1万時間を3年で割ると、1日9時間。「石の上にも3年」という言葉がありますが、昔の人は、自らの体験から「一万時間の法則」を理解していたのだと思います。10歳から12歳までの「ゴールデンエイジ」と呼ばれる期間に、人の運動能力は著しく発達すると言われています。この期間に、様々な運動をさせることが、その人の運動能力を決めると言われています。

エリート教育が進むスポーツ界

しかし、近年は教育は低年齢化が進んでいます。英語を身につけるために、小さいうちから学ばせる親もたくさんいます。専門教育の低年齢化が著しく、スポーツの世界でも、例外ではありません。

日本オリンピック委員会(JOC)は、各競技団体と運営する「JOCエリートアカデミー」を設立しました。これは、2000年に政府が策定したスポーツ振興基本計画に基づき、JOCはオリンピックなど国際試合で勝つための競技力向上戦略「ゴールドプラン」を作成し、キャリアアカデミー、ナショナルコーチアカデミーとともに展開しているのがエリートアカデミーです。

2008年ナショナルトレーニングセンター開設と同時にレスリング、卓球がスタート、2009年フェンシング、2014年飛込み、ライフル射撃が加わりました。全国から才能ある中学生、高校生を東京・北区にある「味の素ナショナルトレーニングセンター」に集め、近隣の学校に通わせながら、将来オリンピックで活躍できる選手を育成しています。

こうしたスポーツのエリート教育で有名なのが、フランスサッカーの育成機関として知られる「クレールフォンテーヌ」です。「クレールフォンテーヌ」は、12~15歳の優秀な子供を集め、寮生活をさせながら、将来活躍できる選手を育成しています。ティエリ・アンリ、ニコラ・アネルカといった選手が、クレールフォンテーヌから育ちました。JOCエリートアカデミーも、クレールフォンテーヌを参考にしているのだと思われます。

一万時間じゃいっちょまえになれない?

こうした専門教育の低年齢化が進んだ結果、僕はもしかしたら一万時間でいっちょまえになれないものも出てきているんじゃないかと思うようになりました。特にスポーツの世界では、競技人口が多ければ多いほど、競争は激しくなります。ブラジルにいけば、一日中サッカーしかやってないような子供もいます。そんな子供たちにとって、サッカーする時間が一万時間を超えるのは、簡単な事です。もしかしたら、一万時間どころか二万時間なのかもしれません。

こうしたスポーツ、仕事も今後出てくるんじゃないか。そんなことを考えております。

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