建築とアートの関係。書評「空間感」(杉本博司)

現代美術作家として世界的な評価を得ている杉本博司。
彼の事を知らない人も、U2の「No Line On The Horizon」のジャケットの作品を作った人だと説明すれば、その世界的な評価がわかると思います。その杉本博司は ...
お金をもっていることと、人生を楽しむことは別だ。書評「ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法」(pha)

前から読んでみたいと思っていた1冊なのですが、図書館の本棚においてあったので、手にとってみました。
本書「ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法」は、「日本一有名なニート」と言われている著 ...
愚痴や不満や事件が、会社を成長させる。書評「星野リゾートの事件簿」(中沢 康彦)

事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ。」
この「踊る大捜査線」の名ゼリフは、現場で起きている問題が会社として改善出来ないという、よくある会社の問題点を、上手く表現した言葉だと思います。実際に仕事をしてい ...
「あんたは自分で確かめたのか?」書評「梅棹忠夫 語る」

以前、「情報の文明学」という本を紹介させていただきました。
この本は、情報産業の成り立ちや未来について1967年に書かれた1冊です。「情報の文明学」は、1967年に書かれた書籍ですが、現代の情報産業を予言する記述や、情報産 ...
スーパーではなく市場で野菜を買うことがトレンドになる

先週の日曜日、「セレサモス」という、JAが主宰するファーマーズマーケットに行ってきました。ここは、地元の農家の農畜産物の直売所です。僕は初めて訪れたのですが、店内は大勢の人で賑わっていました。駐車場は常に満車。周囲の道路に駐車する人も ...
エジソンは商品を発明するだけでなく、使い方も発明した。

昨日こんなツイートを読みました。
電話の応答、英語では Hello。この言い回しを決めて広めたのはエジソンだった、という話を今日きいた。調べたらグラハム・ベルはAhoyを推奨したが、交換手マニュアルや当時の電話帳の巻頭に「 ...
勝敗を分けたベンチの温度差。UEFAチャンピオンズリーグ決勝 アトレティコ・マドリー対レアル・マドリー レビュー

UEFAチャンピオンズリーグの決勝戦は、アトレティコ・マドリーとレアル・マドリーのマドリードダービー。史上初の同じ都市に本拠地を持つチーム同士の対決です。
レアル・マドリーは怪我を抱えているぺぺはベンチでしたが、クリスティ ...
英語が分からなければ、何も学べない「知の高速道路」の時代。書評「世界はひとつの教室 「学び×テクノロジー」が起こすイノベーション」(サルマン・カーン)

ふとしたきっかけで観たNHKのドキュメンタリー「あなたもハーバード大へ ~広がる無料オンライン講座~」を観て、僕は大きな衝撃を受けました。
番組で紹介されていた、「MOOC」と呼ばれる誰でも無料で閲覧できるオンライン講座で ...
好きなだけじゃ仕事は出来ない。書評「仕事の小さな幸福」(木村俊介)

僕は著者の本が好きです。著者は、様々な職業の方から仕事に関する声を拾い上げ、1冊の本にしています。
著者の本には、「こうするべきだ」「こうあるべきだ」という自己啓発本にありがちな、安易なあるべき論や結論は書かれていません。 ...
20Fまで階段を昇って出勤してます。

最近勤務先が某インテリジェントビルの20Fになったのですが、相変わらずエレベーター使わずに、20Fまで階段で昇ってます。20Fまで登る時間はだいたい8分。1段抜かしで昇ってます。
ただ、辛いのは下り。昇りより終わった後、足 ...
東京も地方の1つ。書評「いま、地方で生きるということ」(西村佳哲)

首都圏に住み、東京にある企業で働く僕のような人間にとって、地方で生活するということは、どこか非現実的な話しだったりします。ただ、東日本大震災以降、友人が地方に引っ越すようになったこともあり、満員電車に乗っていると、つい満員電車のない( ...
あえて1人の意見を取り上げる。書評:熱風2014年5月号 特集「日本のいま!」

スタジオジブリは、毎月10日に「熱風」という無料の小冊子を発行しているのですが、今月の特集は、「日本のいま!」です。「日本のいま!」について、青木理さんにインタビューしています。
あえて1人の意見のみ掲載した理由本特集では ...
最適解を見つける方法。書評「Think Simple」

本書は、スティーブ・ジョブズのもとでアップルの「Think Different」キャンペーンにたずさわり、iMacを命名した伝説のクリエイティブ・ディレクターが初めて明かす、ビジネスとクリエイティブにおける「シンプル」という哲学につい ...
気にしなくていい敗戦。2014年J1第14節 川崎フロンターレ対横浜F・マリノス レビュー

2014年J1第1第13節、川崎フロンターレ対横浜F・マリノスは0-3で横浜F・マリノスの勝利。横浜F・マリノスの良い所ばかりが出たゲームでした。
僕は、この試合をテレビで観ていて、感心したことがあります。3-0になって、 ...
基本を見直すということ。2014年J1第14節 川崎フロンターレ対横浜F・マリノス プレビュー

2014年J1第12節、川崎フロンターレの対戦相手は横浜F・マリノス。ワールドカップ中断前最後のゲームです。きつかった連戦もこれで一区切りです。
ボールを回して相手を消耗させる横浜F・マリノスは、今シーズン12試合で10得 ...
子どもの夢を自ら実現させる方法。書評「世界で通用するサッカー選手育成を目指せ! 「自ら考える」子どもの育て方」(髙﨑康嗣)

Jリーグの下部組織に子供を入れることに、凄く熱心な親御さんが多いと聞いたことがあります。ブラジルワールドカップの日本代表をみても、Jリーグの下部組織出身の選手が9名。Jリーグが始まって21年経ちますが、確実に下部組織による育成は身を結 ...
未来を考えるために歴史を学ぶ。書評「あの戦争と日本人」(半藤一利)

日本の歴史教育では明治維新以降の歴史は、あまり詳しく教えていないという言葉を、聞いたことがあります。僕が明治維新以降の歴史に興味をもったのは、大河ドラマ「八重の桜」を観たのがきっかけでした。戊辰戦争で薩長と戦って負けた会津藩から描いた ...
「力を尽くしての敗退」ACL決勝トーナメント1st leg FCソウル対川崎フロンターレ レビュー

2014年 ACL 決勝トーナメント1st leg第2戦、FCソウル対川崎フロンターレの試合は、2-1で川崎フロンターレが勝ちました。2戦合計スコアは、4-4となりましたが、アウェイゴールの差で敗退となりました。
得点への焦りが ...サービスとは何でしょうか。

サービスという言葉を聞くと、必ず思いだすCMがあります。
フジテレビが昔放送していた企業広告「サービス」です。「サービス、みんなのために〜、サービス、タカタカタカタ〜」という軽快なリズムにのって、登場するキャラクターが様々 ...
ワールドカップブラジル大会代表メンバーからザッケローニの意図を考える

昨日、サッカーワールドカップブラジル大会の日本代表が発表されました。予想通りだった人、予想外だった人、見方によってはそれぞれだと思います。ただ、ザッケローニ自身の考えがよく反映されたメンバーだと思いました。
重視した「ユーティリ ...