今からでも遅くない英語の勉強法。書評「21世紀の英会話」(高城剛)

21世紀の英会話

高城剛の新刊は、意外にも(?)英会話について書かれた書籍です。

現代のビジネスマンに欠かせないスキルとなっている英会話。しかし、日本人で英語をしゃべれる人は多くありません。なぜ、日本人はということを踏まえた上で、効率的に勉強する方法を著者の経験を踏まえて紹介したのが、本書「21世紀の英会話」です。

格安で英語の基礎が学べるフィリピン

本書で語られていることで重要な点は、英語を勉強するためのコストが大幅に下げられる方法があるということです。今まで英語を勉強するには、自分で参考書を買って勉強するか、近くの英会話スクールに通うか、個人的に講師をつけて勉強するか、といった手段しかありませんでした。どの勉強法もそれなりにコストがかかるにもかかわらず、なかなか英語力の向上にはつながらない、というのが実状だと思います。(僕もそうです)

しかし、本書にはコストをあまりかけずに、効率的に勉強する方法が紹介されています。それは、フィリピンのオンラインスクールや英会話学校への留学です。フィリピンはタガログ語が母国語ですが、英語を喋れる人がたくさんいます。フィリピンの人件費は日本に比べて低いため、低コストで英語を勉強する事ができます。ちなみに、オンラインスクールのレッスン1回あたりの料金は300円ほどとのこと。この金額であれば、効果的に勉強を続ける事ができます。

また、短期間で英語を身につけたい人には、留学という手段もあります。語学留学といえば、アメリカやイギリスやオーストラリアなどの国への留学が一般的でしたが、費用が高額で限られてた人しか留学することができませんでした。しかし、フィリピンであれば、アメリカやイギリスやオーストラリアに比べて、低コストで英語を集中的に勉強することが出来ます。

なお、本書にはフィリピンの語学力に不安がある人に対して、どのスクールがよいのか、比較表が掲載されています。当然スクール毎にメリット・デメリットがあるので、比較表を元に自分にあったスクールを検討してみてはいかがでしょうか。

英語の基礎を学んでからスキルを身につける

もう1つ本書に書かれている点で重要なのは、フィリピンのサービスを使って勉強するのは、あくまで英語の基礎だということです。フィリピンで英語の基礎を学び、英語が理解できるようになってから、海外で専門的な勉強をした方が、身につくのが早いと思います。英語の基礎を短期間・低コストで身につけるために、フィリピンのサービスを効果的に使い、本当に身につけなければならないスキルを身につけるために、時間を割く事が重要なのだと感じます。

英語が喋れない人がいない時代がやってくる

本書とは関係ありませんが、最近読んだ「ビジネスパーソンのための教養大全―自分の幹を太くする今、知るべき20分野+α 」という書籍に、新渡戸稲造や岡倉天心といった人が、どのように英語を学んでいたかが書かれていました。

新渡戸稲造は、図書館にある洋書を片っ端から読むことで、英語を勉強していったそうです。「八重の桜」というドラマでも、主人公の八重が英語を勉強するシーンが度々登場します。時代の変化に適用するために英語を学ぶ苦労は、今の英語の文献も少ない当時に英語を身につけるのは、簡単なことではなかったと思います。

当時と比べれば、YouTubeでは英語の番組が閲覧できますし、インターネットを使えば英語で書かれた情報を仕入れることは簡単に出来ます。低コストの勉強法も確立されつつある現代では、英語が喋れることが当たり前になってくるのだと思います。そんな時代を生きていくために準備すべきことを考える上で、本書はよいキッカケとなる1冊だと思います。

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