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今年読んだビジネス関連本で1番。書評「小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則」

   

読み終えた時の正直な感想は、「今年読んだビジネス関連本で1番かも」。読みやすく、頭の中にすっと入ってくるシンプルな文章で構成されていて、わかりやすい。あっという間に読んでしまいました。

本書は、シカゴに本社を置く37シグナルズというウェブアプリケーションを作る企業が、成功をつかむための手法をまとめた1冊です。

小さく始める

本書には、ビジネスを始める時に「小さく始める」ことのメリットが、数多く書かれています。今の仕事を続けながら数時間の空き時間を使ってやってみることで、自分のアイディアが実現可能なのか、本当に興味を持っているのか判断できます。また、小さく始めることで、成功するための様々な手段を試すことも出来ます。

堀江貴文さんの著書「ゼロ」にも書かれていますが、何かを始めようと思ったら、「ゼロ」にイチを足していくしかありません。僕自身ブログを始めた時は、極端な話「面白くなくても続けていれば、何か起きる」と思っていました。面白くなくても続けていれば、少しづつ積み上がったものが、存在を自然と大きくしてくれる。そう思って、書き続けてきました。実際、この1年で積み上がったものだけの厚みは出てきたと思います。

本書の「小さく始める」メリットを読んで、自分自身nishi19 breaking newsを運営している上での考えと照らしあわせ、「そんなに間違ってないんだな」と自信になりました。

ツールより中身が大事

本書には、こんな文章が掲載されています。

多くのアマチュアゴルファーは、高価なクラブが必要だと思っている。
だが、大切なのはクラブではなく、スイングだ。
タイガー・ウッズに安物のクラブを渡したとしても、
あなたが徹底的に打ちのめされるのは目に見えている

ランニングを始めたければ、トレーニングウェアを買いに行くのではなく、まずは手元にあるジャージとシューズで始めてみる。トレーニングがしたければ、家で腹筋や背筋や腕立て伏せをやってみる。問題解決の手段として、ツールを充実させることがファーストチョイスではない。このことは、僕自身強く意識していたので、この文章を読んだ時にも、「そんなに間違ってないんだな」と自信になりました。

レシピを書くこと

本書には、料理人のように仕事のレシピを書くことをすすめています。料理人は、積極的に自分の料理のレシピを公開しています。しかし、レシピに書かれていることと同じようにやっても、料理人が作った料理と同じ味にはなりません。結局、差を生み出すのは「レシピに書かれていないこと」なのです。

では、なぜレシピを書いたほうがいいのか。それは、レシピが最大のプロモーションだからです。仕事のレシピとは、言い換えると仕事の進め方です。仕事の進め方に共感してくれて、仕事を依頼してくれる人との仕事は、「とりあえずやってくれ」と依頼してくる人よりは、仕事が進めやすいのは間違いないと思います。

これを読んでいた時、前職の会社が仕事の進め方やメソッドを、積極的に公開し、セミナーで受講者に教えている理由が、ようやく理解できた気がします。前職で働いている時は、「なんでこんなこと覚えなきゃいけないんだろう」と思っていましたが、ちゃんと覚えておけばよかったと、今は少し後悔しています。

そして本書は、紹介した以外にも「良い仕事をするためのメソッド」が数多く収録されている「レシピ集」のような1冊です。翻訳も素晴らしく、手元に置いて損はない1冊です。

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