nishi19 breaking news

スポーツでもっと楽しい未来を作る

アナリストがすべきことはWebでもスポーツでも変わらない

   

先日、「データ解析の実務プロセス入門出版記念勉強会 あんちべ×小川卓×サイバーエージェント」という勉強会に参加してきました。

この勉強会は、「データ解析に取り組みたいけれど、そもそもデータ解析がどういうものなのかわからない」「分析手法やツールについて説明してる本はよくあるけれど、具体的に第一歩目をどう踏み出せばいいかわからない」そんなデータ解析に興味のある初心者向けに、データ解析で価値を得るためにどのように取り組めば良いか、サイバーエージェントの「ガールフレンド(仮)」「ボーイフレンド(仮)」というアプリの例も交えて、紹介する勉強会でした。僕自身が、まさにデータ分析に興味ある初心者だったので、勉強会で紹介されていたテーマがとても新鮮で、学びの多かった勉強会でした。

アナリストの仕事は、施策を提案すること

特に、勉強会の最後にWebアナリストの小川卓さんが「アナリストの仕事は、施策を提案することだ」とおっしゃっていたのが、印象に残りました。

アナリストの仕事を、「データを解析すること」「解析するためのデータを集めること」だと思っている人は多いと思います。実際、僕もそんな1人でした。

しかし、小川さんは「データを解析する」「解析するためのデータを集めること」は、「それだけでは、お金にならない仕事」だと断言されました。

データを解析する仕事は楽しいけれど、解析している間は、お金を産んでいないということを理解していないということを、アナリストは常に認識しておくべきだというのです。

データ解析の10プロセス

「データ解析の実務プロセス入門」を出版されたあんちべさんは、勉強会で紹介していた「データ解析の10プロセス」について、以下のように紹介しています。

  1. 目的設定
  2. 分析計画
  3. データ設計
  4. データ収集・保存
  5. データ前処理
  6. 分析手法選択・適用
  7. 分析結果解釈
  8. 施策提案
  9. 施策実施と検証
  10. 反省

あんちべさんは、「良きデータを見れば、たいていの問題は解決する」と語っていました。

データ解析をするにあたって、初心者である僕のような人間は、分析方法やデータの収集方法にばかり気を取られてしまいがちなのですが、本当にデータ解析で重要なのは、「目的」を明確にした上で、「目的」を達成するために「施策提案」を実行することなのです。

スポーツアナリストの仕事も「施策を提案すること」

アナリストの仕事を、「施策提案」だと紹介しましたが、スポーツの世界でも同じです。NewsPicksの連載「経営者・岡田武史の素顔。「初めてお客様に感謝した」」の中で、岡田武史さんは、SAPジャパンの馬場渉さんとの対談の中で、こんな事を語っています。

馬場:一緒にドイツサッカー協会を訪れたとき、「データアナリストに対してのイメージが変わった」と言っていましたね。

岡田:従来のデータアナリストというのは、監督に言われたデータを集める役割だったと思います。頼むとバーッとデータがそろえられる。監督自身がいろいろと考えて、何か思いつくたびにアナリストに頼むという感じでした。

ところがドイツ代表のアナリストというのは、「こんなデータは必要なのでは?」と意図を持って監督に提案をする。「監督の考えと違ったらどうするの?」と聞いたら、「常にコミュニケーションを取っているから大丈夫」だと。

もはや分析担当というより、コーチなんですよね。「そうか、こういうふうにアナリストを活用しなければならなかったんだ」と気がつかされた。もう遅いですけれどね。僕の考えをしっかりと伝えてアナリストに任せていれば、監督としてほかのことに時間を割けたはず。マネジメントとして、かなりロスしたなと思います。

経営者・岡田武史の素顔。「初めてお客様に感謝した」」より

サイバーエージェントでは、アナリストがサービス担当に対して施策を提案しているそうですが、サイバーエージェントのアナリストがやっていることと、ドイツ代表のアナリストがやっていることは、同じことだと思います。

岡田さんも語っていますが、スポーツアナリストのあるべき役目は「コーチ」なのだと思います。従来のコーチは人の「見た目の動き」を感覚で分析して、対策を提案していました。アナリストは感覚で分析する所を、データで分析しているだけで、対策を提案する点については、コーチと何ら変わらないのです。「データを解析する」「解析するためのデータを集めること」ことが仕事ではなく、「施策を提案すること」が仕事なのです。

どの分野でもアナリストがすべき仕事は同じ

僕にとって、先日参加した勉強会はアナリストという仕事に対する考え方を変えるきっかけになりました。繰り返しになりますが、アナリストは、「データを解析する」「解析するためのデータを集めること」ことが仕事ではなく、「施策を提案すること」が仕事なのです。そして、その考え方は、Webアナリストだけでなく、スポーツでも、他のアナリストの仕事でも共通なのだと、僕は思います。

おすすめ商品

 - , ,