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イングランド・プレミアリーグ2015年シーズン第26節 アーセナル対レスター・シティ

   

イングランド・プレミアリーグ2015年シーズン第26節、アーセナル対レスター・シティは、2-1でアーセナルが勝ちました。レスター・シティはヴァーディーのPKで先制しましたが、54分にシンプソンが2枚目のイエローカードで退場。10人でアーセナルの攻撃に耐えていましたが、69分、そしてロスタイムに失点し、勝ち点を持ち帰ることは出来ませんでした。

アーセナルの試合にかける気持ちの強さ

この試合は、アーセナルの試合に対する気持ちが、結果に結びつきました。前後半共に開始直後からアグレッシブに攻めこみ、レスター・シティをゴール前に釘付けにします。前半開始3分のサンチェスのヘディングと、後半開始早々のラムジーのシュートが入っていたら、一方的な展開になっていたと思います。

レスター・シティは、アーセナルの出足の良さに押され、受け身に回ってしまいました。マンチェスター・シティ戦は開始早々に先制出来たので、守備の時間が長くても試合をコントロールすることが出来ましたが、この試合では奪ったボールをなかなか相手陣内に運ぶことが出来ませんでした。また、ペナルティエリア内を崩され、得点に繋がりそうなシーンは、シンプソンが退場する前から頻繁にみられました。

アーセナルがレスター・シティを崩せた要因

マンチェスター・シティもアーセナル同様にレスター・シティをゴール前に釘付けにしましたが、アーセナルの方が効果的にレスター・シティの守備を崩していました。アーセナルがレスター・シティの守備を崩せていた要因は、2つあります。

1つ目は、スピードです。マンチェスター・シティにはスターリングしか足の速い選手がいませんでしたが、アーセナルにはチェンバレン、サンチェス、ペジェリンといったスピードのある選手がサイドにいます。レスター・シティのDFは足が速い選手がいないので、スピード勝負ではアーセナルが優位です。アーセナルはサイドに位置する足の速い選手のスピードを活かして、何度もチャンスを作り出しました。スピードの速いアーセナルの攻撃をとめるため、レスター・シティのシンプソンは後半早々にレッドカードで退場、フックスもイエローカードをもらってしまったため、厳しく相手に寄せることが出来なくなりました。

2つ目は、高さです。前節レスター・シティと戦ったマンチェスター・シティも、ボールを握ることは出来ていました。しかし、レスター・シティはペナルティエリアに8人が入って、ゴール前のスペースを消して守ります。マンチェスター・シティのセンターフォワードは、背の低いアグエロだったため、スペースが少ないゴール前で待ち構えるアグエロに、効果的なパスを出せなかったことが、攻めあぐねた要因でした。

しかし、アーセナルのセンターフォワードは、背が高くパワフルなジルーです。ジルーが高さとパワーで、レスター・シティのモーガンとフートと互角以上の勝負をしてくれたことで、アーセナルとしては「サイドを崩して、ジルーの高さで勝負」という戦い方を貫けば、チャンスが作れると信じて戦っていたような気がします。

サンチェスを警戒していたラニエリ

シンプソンが退場した後、ラニエリは思い切って引き分け狙いにプランを変更します。僕は岡崎に代えてDFを入れると思ったのですが、代えたのはマレズ。3分後には岡崎も代えて、オルブライトンを右に回します。マレズを代えたのは、この試合良い出来ではなかったことと、守備が上手くないからだと思います。本当は岡崎を右サイドに移して、しばらく戦おうというプランだったのだと思います。

しかし、岡崎が右に移った後に、レスター・シティのチャンスで、守るべきサイドのスペースを捨ててゴール前に走りこんだシーンの後、ラニエリは岡崎を代えて、オルブライトンを右にします。10人なのだからまず守備重視。その前提を覆すような動きをする選手は、先に代えるという意図が感じられた交代でした。また、オルブライトンを右にしたのは、サンチェスを止めるためだったのだと思います。左サイドバックのフックスもチェンバレンに手を焼いていましたが、ラニエリは明らかにサンチェスの方を警戒していたようです。オルブライトンが疲れたら、キングを投入してでも、サンチェスを止めようとしたところに、ラニエリのサンチェスへの警戒心が現れていました。

そんなラニエリの考えを読んだベンゲルは、ウォルコットを投入し、右サイドを崩しにいきます。フックスはイエローカードをもらっているので、厳しく守備が出来ません。そして、左サイドバックのモンレアルに高いポジションをとらせ、サンチェスのサポートをさせて、左サイドも右サイド同様に崩しにいきます。レスター・シティは、DF4人、MF4人のラインをしいて上手く耐えていましたが、1人足りないので、どうしてもボールを配給するラムジーやエジルをマークする選手がいません。中央からサイドに素早くボールを運ばれ、ゴール前に釘付けにされ、最後は力負けしてしまいました。

ラニエリは焦っていない

試合後、ラニエリはすぐに引き上げることなく、選手たちが引き上げるまでベンチ前で待っていました。選手たちの戦いに満足し、健闘を称えるためだったのだと思います。レスター・シティにとっては7試合ぶりの敗戦でしたが、試合後のラニエリのインタビューからは、焦りのようなものは全く感じられませんでした。

レスター・シティとしては、悲観すべき敗戦ではありません。リバプール、マンチェスター・シティ、アーセナルと戦う3連戦(しかもアウェー2試合)を、2勝1敗という成績で終えることが出来たのは、上出来ともいえます。また、次の試合まで2週間あくので、十分に休養し、コンディションを整える時間がとれます。そして、3連戦を終えてもまだ首位でいるというのは、大きなアドバンテージです。

次はホームでノーウィッチ戦。むしろ、この試合より難しい試合になると思います。レスター・シティがどんな戦いをするのか、注目です。

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