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1つのプレーで流れが変わった試合「アーセナル対トットナム」

      2012/12/13

毎年異様な盛り上がりをみせる、アーセナルとトットナムのダービーマッチ。さらに、トットナムにはアーセナルに在籍したことがあるギャラスとアデバヨールが所属していることもあり、両選手がボールを持つとブーイングが起こっていました。

試合は、トットナムが押し気味に試合を進め、メルテザッカーのマークミス(ボールを見て、マークすべきデフォーを逃がした。)から、アデバヨールが先制点を挙げたのですが、前半17分に危険なタックルでアデバヨールが1発退場。10人になったトットナムをアーセナルが攻め立て、4得点を奪取。後半トットナムも1点返しましたが、1人の退場が大きく試合の流れを変えたゲームとなりました。

アデバヨールの退場で流れが一変

この試合のポイントは、冒頭にも書きましたが、前半17分のアデバヨールの退場です。カソルラに対するタックルは、足の裏を高く上げた危険なタックルだったので、退場は致し方ない部分もありますが、直前のプレーでメルテザッカーに押されるような格好で勢いがつきすぎてしまったところもあるので、少しかわいそうではありますが、時間帯を考えると軽率なプレーでした。

序盤にトットナムがゲームを支配していたのは、アデバヨールの前線でのキープ力が大きかったです。この試合、ビラスボラスは珍しく2トップを採用。デフォーとのコンビで、スピードのないメルテザッカーの背後のスペースを狙うプレーがとても効果的でしたが、退場によってそれもなくなってしまいました。

この試流れが変わるきっかけを作ったウィルシャーのプレー

もう1つこの試合のポイントを挙げるとするならば、前半15分頃のウィルシャーのプレーです。DFからボールを受けたウィルシャーはトットナムのディフェンスを巧みなコントロールでかわしました。このプレーまで、アーセナルはトットナムのプレーに押され、ほとんど攻撃できていなかったのですが、このプレー以降スムーズに攻撃できるようになりました。

ウィルシャーは昨年怪我でシーズンを棒に振りましたが、彼がいるとボールをペナルティーエリアまでスムーズにボールを運べる上に、相手の考えの逆を突くようなパスを出せるため、相手のディフェンスが的を絞りづらくなります。

体が小さい割にはコンタクトプレーを厭わない選手なので、怪我が多いのは気がかりですが、アーセナルにとって彼の復帰は喜ばしい限りだと思います。今後も怪我に気をつけて、すばらしいプレーをみせていって欲しいです。

カソルラの凄さは「判断力」と「マークをはずす動き」

今シーズンのアーセナルの攻撃のキーマンは、スペイン代表のカソルラです。
僕が考える彼の凄さは、2つあります。1つ目は、ボールを持ったらほとんど取られないこと。ボールをコントロールする能力ももちろんですが、相手に取られない位置でボールを持つ技術に優れているため、相手の出方を見ながら、ボールをコントロールすることができるので、相手がいても関係なく自分のプレーが出来ています。

2つ目は、「マークをはずす動き」です。カソルラは相手の動きを見ながら、常に相手のDFの間にポジションを取るように心がけています。彼はボールがないとき、常に首を左右に振って、ステップを刻んでいます。スペイン代表の選手たちは、皆マークを外す動きを身につけていますが、カソルラも同様です。僕は、このボールのないところの動きにこそ、カソルラが169cmしかないにも関わらずプレミアリーグで通用している理由がある、と思います。

意地をみせたビラスボラスのシステム変更

この試合、後半にビラスボラスが仕掛けたシステム変更は面白かったです。前半のメンバーから左右のサイドバックを下げ、DFのドーソンとMFのデンプシーを投入。システムも4-4-1から、3-2-3-1というDFを1枚削ったシステムに変更してきました。この交代によって、アーセナルに1点を取られてしまいましたが、ベイルのゴールで1点を返すことも出来ました。

ビラスボラスはチェルシーではベテラン選手と対立し、短期間で解任されてしまいましたが、ポルトを3冠に導くなど、元々能力は高い監督です。この試合の選手交代からは、彼の能力の高さを垣間見ることが出来ました。今後もビラスボラスの采配に注目していきたいと思います。

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