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第2回:藤巻な人生★藤岡藤巻「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」

      2014/07/22

「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」の第2回のゲストは、「崖の上のポニョ」の主題歌を歌った「藤岡藤巻」の二人です。今回の放送では、以前から鈴木敏夫さんや宮崎駿さんと付き合いのあった藤巻さんが「いかに働かないか」というエピソードが、これでもかと紹介されています。

”働かない男”藤巻さん

藤巻さんは博報堂の社員で、ジブリの担当なのですが、放送では藤巻さんが「どれだけ働かないか」というエピソードが、鈴木さんから幾つも紹介されています。僕が特におもしろいと思ったのは、「千と千尋の神隠し」のタイアップを決めるときのエピソードです。

鈴木さんによると、ジブリのタイアップは順番に、電通と博報堂が担当していて、「千と千尋の神隠し」の時は博報堂が担当することになっていたそうです。いつも、電通はタイアップがすぐに決まるそうなのですが、博報堂の時はなかなか決まりません。今回もなかなか決まりません。業を煮やした鈴木さんが、藤巻さんを呼んで、奥の手としてこう言ったそうです。

鈴木:「藤巻さん。博報堂がタイアップが決めてくれないから、出資は博報堂。タイアップは電通が決めるってことにするけどいい?」
※映画は出資した会社は、出資することで映画を広告として使うことが出来たりする。タイアップ先が他の会社になるということは、出資する意味がない。

しかし、藤巻さんは鈴木さんの質問に対して、なんとこう答えたそうです。

藤巻:「はい。よろしくお願いいたします。」

普通のサラリーマンなら、自社の利益に全くならない提案をあっさり受け入れるなんて事はできません。会社からこっぴどく叱られた上に、給料も下がって、自分の仕事がなくなるからです。

しかし、藤巻さんはいとも簡単に受け入れてしまいます。まるで、余計な仕事が減って楽になったといわんばかりに。このようなエピソードが、放送中に鈴木さんの口から幾つも出てきます。根っからの”働かない男”です。むしろあこがれます。

一期は夢よ ただ狂へ

そんな、藤巻さんの座右の銘は「一期は夢よ ただ狂へ」だそうです。この言葉は「閑吟集」という日本の歌集の一節からとった言葉なのだそうですが、藤巻さんは「人生は夢なのだ。一度きりの人生なのだから、思うように生きてみよう」と解釈し、思うように生きた結果、今の”働かない男”のスタイルに至ったのだそうです。

しかし、藤巻さんはどうやら自ら選んで”働かない男”になったようです。放送の中で、藤巻さんは「管理職になって偉くなって、給料上がっても、忙しくなって家族や自分の時間がなくなるのでは、偉くなる意味がないと思った」というようなことをおっしゃってます。

そう考えると、確かに現代のサラリーマンは働きすぎで、残業があたりまえ。家族や自分のためにつかえる時間などほどんどありません。
藤巻さんの働き方は、会社や周りの人々からすると迷惑な生き方かもしれませんが、意識的にあるいは無意識に選択している生き方が、人々の共感を得る部分があるからこそ、スタジオジブリとの付き合いも続いているのかもしれません。そんなことを考えさせられる放送です。

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