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スタジオジブリの好奇心。書評「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」

      2014/09/06

鈴木敏夫の ジブリ汗まみれ 1

「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」という番組は、こんなナレーションで始まります。

日曜日の夜。ジブリの森を探す旅人は、1軒の家に辿り着きます。
ジブリの森のラジオの川のほとり。
そこに建つれんがの家は、スタジオジブリ鈴木敏夫さんの隠れ家です。

「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」というラジオ番組は、「れんが家」と呼ばれるスタジオジブリの別室に集まった様々なゲストと、スタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫さんとのトークを放送する番組です。番組の内容はPodcastでほぼ全回聴けるのですが、番組の内容を手軽に楽しめるようにと、書籍になって発売されたのが、本書です。

なぜ、そう思うのですか。

「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」は、2008年にスタートしてから高い聴取率をキープしている人気ラジオ番組です。実際、僕もPodcastでダウンロード出来る作品は全てダウンロードし、繰り返し繰り返し聴いています。そんなことするのは僕だけなのかと思ったら、ワンピースの作者でもある尾田栄一郎さんもこの番組のファンで、仕事中はこの番組Podcastを繰り返し聴いているそうです。

本書には志田未来さんと神木隆之介さんといった10代の若者から、ジョージ・ルーカスといった映画界の大物まで登場します。鈴木さんはゲストによって対応や態度が変わることはありません。どんな相手の話も丁寧に丁寧に聞きます。そして、そのあと必ずこう質問します。

なぜ、そう思うのですか。

好奇心から生み出される作品と宣伝術

この番組の原動力となっているもの。それは、鈴木さんの好奇心です。なぜそう思うのか。なぜそうするのか。鈴木さんはゲストに対して徹底的に聞きだそうとします。徹底的に聞き出した内容から、鈴木さんは今という時代がどういう時代なのか、時代に関係ない普遍的なものは何か、知ろうとしているのだと思います。そこで聞き出した内容が、スタジオジブリの作品作りや宣伝術に活かされているのだと思います。

映画がヒットしない時代に、なぜスタジオジブリの作品がヒットするのか。物が売れない時代の宣伝に多くの広告担当者が苦労しているのに、なぜ「ネットで何もしない」スタジオジブリの新作の情報が、TwitterやFacebookなどを通じて口コミで広まっていくのか。そのヒントが、「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」にはあると思います。

ジブリとは思想である

「ジブリとは思想である」と語ったのはロッキング・オンの渋谷陽一さんですが、「ジブリの思想」を最も身近に体験できるのが、本書だと思います。スタジオジブリの作品が好きで興味がある人は、ぜひ一度読んでみてください。そして、Podcastを一度聴いてみてください。

鈴木敏夫のジブリ汗まみれ

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