バルサの時代は終わるのか。

【スペイン】転落の始まり? まさかの国王杯敗退でバルサの不安要素が噴出

「バルサの時代は終わるのか」というタイトルで記事を書いておいてなんですが、僕は今年でバルサの時代が終わるのかどうかを語るには、まだ時期が早いと思っています。負けたのはACミランとレアル・マドリーという強豪チームが相手であること、リーガでは依然勝ち点14の差をつけて、トップを独走していることを考えると、まだまだ一定の強さは保持していると言えます。

しかし、ACミランとレアル・マドリーとの試合では、ボールはキープできていてもシュートに持ち込めず、相手のカウンターに得点を許す、というパターンで連敗したこと、連敗したことがないチームが簡単に連敗したこと、何よりチームの戦い方に覇気が見られなかったことが、「バルサの時代は終わった」とメディアで騒がれる要因なのだと思います。

バルサ連敗の要因

僕はバルサが連敗した要因は、以下の5つだと思います。

1.相手を”外す”ことができていない

気になったのは、2試合とも相手のマークを”外す”ことができていませんでした。相手の目の前でパスをつないでいるだけで、相手の背後のスペースを攻略しようとか、相手の逆をとる動きでマークを外そう、という試みがほとんど見られませんでした。

2.得点を取る人がメッシ”しか”いない

好調時には問題になりませんでしたが、現在のチームには得点をとれるプレーヤーがメッシしかいません。メッシの動きが鈍くなったり、メッシが封じられると、とたんに得点がとれなくなります。直近2戦のメッシは、相手に厳しくマークされ、自由にプレーさせてもらえていませんでした。

3.相手のレベルが上がった&研究されている

バルサはグアルディオラの時代から、4シーズンにわたって、世界最強のクラブのひとつとして君臨してきました。さすがに、相手のチームも対策をたててきますし、バルサを倒そうと練習方法を工夫し、レベルアップを図った結果、チャンピオンズリーグでも圧倒的な差をみせていたバルサの優位性がなくなりつつあるのだと思います。

4.監督不在

グラルディオラ監督の後を引き継いだ、ビラノバ監督ががんの治療でチームを離れているのも、現在のチームの不調に大きな影響を与えています。ビラノバはグアルディオラの時代から、おもに戦略策定や練習のプランニングを担ってきたと言われており、ビラノバが今後現場復帰できるかどうかが、バルサ今後のカギを握っていると思います。

5.主力選手の高齢化と若手の台頭不足

人は誰しも歳を重ねます。4年前から選手たちは4歳分、歳をとっています。その間、4年前と比較して、レギュラーになった選手は、マスケラーノ、アラバ、ペドロくらいです。「カンテラ」という優秀な人材育成機関を持ちながら、トップチームの人材の入れ替えができなかったつけが、ここにきて響いてきていると感じます。スタメンと控え選手の差は開くばかりです。

バルサの時代はゆっくりと終焉に向かっている

どんなに強いチームでも、いつかはサイクルの終わりがやってきます。今のバルサを見ていると、ゆっくりゆっくりとサイクルの終焉へと向かっている気がします。本当にサイクルが終わったかどうかは、来シーズンになって初めてわかるのではないのでしょうか。その時、バルサはどんなチームになっているのでしょうか。僕は、しっかり見ておこうと思うのです。

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