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Jリーグはオールドスクールなのだと感じたBリーグの開幕戦

   

2016年9月22日は、日本のバスケットボールにとって歴史的な1日となりました。バスケットボールファンが待ち望んでいた、プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」が開幕したからです。開幕戦のチケットは完売。僕もチケットが取れたので、2人の娘を連れて観に行ってきました。

ビジョンがあるかないかで全然違う

アリーナに入場してまず驚いたのは、コートの中央に宙吊りにされたビジョンです。NBAではお馴染みのこのビジョンを見るまでは、正直そこまで期待感はなかったのですが、ビジョンを見た時、期待感が急激に高まりました。僕の周囲にも「やばい!」「すごい!」と声にする人がたくさんいました。

LEDコートや派手なセレモニーにばかり注目しがちですが、僕はビジョンがあるかないかで、全く雰囲気は変わるんだなと感じました。選手も何気なく、試合中にコート上部にあるビジョンを見上げていましたが、開幕戦を観た人には、ビジョンがないと物足りなく感じるのではないかと思いました。

アリーナだから出来る事、メリットも強く感じました。当日の天候は小雨でしたが、アリーナでは関係ありません。天気をそれほど気にしなくていいというのは、大きなアドバンテージなのだなと、あらためて感じました。オープニングセレモニーの演出も、アリーナの強みを活かした内容になっていて、室内でやる事により、音響の良さを活かしていたと思います。

10代〜20代の客層が多いBリーグ

周囲の観客を見渡して驚いたのは、Jリーグより若い観客が多かった事です。Jリーグではあまり見かけない、カップルも多く観に来ていました。

現在、バスケットボールは10代〜20代に最も人気のあるスポーツだと言われています。Bリーグのプロモーションも、徹底的に10代〜20代をターゲットにしています。

メンズノンノとのコラボ、ストリートを意識したグッズ、アイドルを起用したドラマ、そしてLDHをタレントを起用したオープニングセレモニー。徹底して狙っているのは、10代〜20代です。Jリーグとはターゲットが違うのです。Jリーグでは退屈そうな我が家の子供たちが、Bリーグでは楽しそうだったのが、Bリーグの取組が一定の成果を挙げた事を物語っています。

ただ、このBリーグのプロモーションは、20年前にJリーグがやったことでもあります。時の流れを感じるとともに、少し寂しさを感じるのは、僕がターゲットの年齢ではないからでしょうか。

琉球ゴールデンキングスの応援は想像以上に凄かった

何より驚かされたのは、琉球ゴールデンキングスのブースターの応援です。僕はこんなに周りを巻き込み、雰囲気を変えていく応援を初めて体験しました。プレミアリーグでも、こんな経験はした事ありません。衝撃を受けました。

琉球ゴールデンキングスのブースターが叫ぶ「Go!Go!Kings!」のチャントは、シンプルですが、ノリが違います。グルーヴがあるのです。ついつい、応援したくなる。そんな気分にさせる力がありました。

すごいシュートが決まったら総立ちになり、「ディフェンス!」と叫ぶ声、ブーイングの声、どれもすごい迫力でした。沖縄はもっと凄いのだとしたら、いつか体感してみたい。そう思いました。

とりあえずやってみたから課題だらけ

もちろん、課題もたくさんあります。代々木第一体育館の形状の問題もありますが、入場口が狭くて、せっかくチケットレスにしたのに、入場に時間がかかり、長蛇の列が出来ていました。

また、入場したあとのロビーが狭くて、グッズ売り場をそこにしか配置できないため、落ち着いてグッズを買うような雰囲気ではありませんでした。僕も知り合いに会ったのですが、挨拶が出来る雰囲気ではありませんでした。

あと、予想してましたが、フードサービスは課題だらけだと思います。

観客席に売りに来る人もいないし、ビールやフード買えるスペースはほとんどないし、案内もなくて、たどり着いても長蛇の列。当然、独自のフードも少なく、オリオンビールが体育館の外で売っていたくらいでしょうか。

ここは、代々木第一体育館での開催という事もあり、調整仕切れなかった点だと思います。僕は、サービスレベルをどこまで改善できるかが、Bリーグが定着するかどうかを左右すると思います。注目していきたいと思います。

演出も正直やらなくていい演出がたくさんありました。試合中に音楽が流れているのですが、NBAのように、手拍子を煽る程度で良かったと思います。場面にあわせて音楽が変わるわけではないので、音楽を用いるなら、もっと効果的な使い方が出来たと思います。あと、タイムアウト時に芸人が出てきて、ウエーブを促したり、煽ったりするのですが、全く要らなかったと思います。試合が面白かったので、タイムアウトは一息つきたかったです。

ただ、演出含めた課題は、とにかくなんでも思いつくままやってみたからこそ、出てきた課題だと思います。まずは開幕戦で提示したかったのは、「Bリーグとはこういうことをするリーグだ!」というビジョンだと理解しています。このビジョンに向かって、どれだけ各チーム、リーグが努力を積み重ねていけるか。腕の見せどころだと思います。

そして、僕はBリーグを観戦して、バスケットボールの可能性を認識するとともに、サッカーの現状に対する危機感を感じました。明らかに僕の娘達は、サッカーよりバスケットボールの方が楽しそうでしたし、僕もサッカー観戦より気軽に楽しめました。(サッカー観戦は色々自分自身で楽しめなくしている気もしないではありませんが)この状況にサッカーが対抗していくのは簡単ではありませんし、プロ野球がJリーグ誕生時に向き合った課題を同じ課題を突きつけられている。そんな気がしました。

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