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書評「ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか」

   

最近、「ブロックチェーン」という技術が話題になっています。細かい技術的な事は分からないので、何か本を読んでみようと、評判になっている本を読んでみる事にしました。

「ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか」は、ブロックチェーンという技術の仕組み、注目されている理由、どの分野でどのように技術が活用できるのか、といった点について、ブロックチェーンという技術が分からない人向けに書かれた1冊です。

ブロックチェーンを支える「思想」

本を読み終えて思い出したのは、糸井重里さんが「インターネット的」という書籍の中で語っていた、インターネットを考える時の「3つの鍵」についてです。

1つ目は、「リンク」という発想です。インターネットの得意なことは、サッカーについて調べているうちに、数学に関心を持って、パリの大学につながって、ファッションの勉強をしているうちに、現地に住んでしまったといった、はじめに考えたこととは、全く違う連鎖が起こることです。

2つ目は、「シェア」です。糸井さんは、「おすそわけ」という言葉で表現しています。インターネットの考えからしたら、自分の利益を考えるのは当然のことなのですが、その利益を何らかのかたちで社会に「シェア」していくという事が大事になるという事です。

3つ目は、「フラット」です。インターネット上では、情報のやりとり自体に意味があり、それぞれのポジション、年齢、性別、価値に意味はない。そんな考え方です。

「ブロックチェーン」とは何かがよく分かる1冊

「ブロックチェーン」は、この「リンク」「シェア」「フラット」という思想を仕組みとして実現させようとしているのだという事が、本を読み終えて分かりました。まだ、詳しい事は理解出来てません。僕自身は、ブロックチェーンという仕組みが「お金」という価値のやり取りに使われているのは、ちょっと皮肉な感じがしないでもありませんが、ブロックチェーンが「お金」以外の情報をやり取りするようになった時、インターネットの思想が社会を支える時代がくる気がします。

この本を読み終えれば、「ブロックチェーンの事は全て理解した!」「ブロックチェーンでひと儲け出来る!」という訳ではありませんが、ブロックチェーンという技術にこめられた思想だったり、仕組みだったりという事は理解出来ると思います。この仕組みを理解し、素晴らしいサービスが出てくるのはもう少し先の事になると思いますが、僕はそんな日を楽しみに待ちたいと思います。

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