試合中に修正するのは簡単ではない

サッカーの試合を観ていると、「上手くプレー出来ていない」と感じる事があるかもしれません。相手が疲れてくるまで耐えた方が上手くいくかもしれないし、ポジションや役割を変えたり、プレーの優先順位を変えたりするといった、対応をしたほうがよいと、観ていると感じるかもしれません。

ただ、自分自身がプレーしていている経験から言うと、「上手くプレー出来ていない」という感じていても、サッカーは11人で行うスポーツなので、修正するのは簡単ではありません。自分だけが修正方法を見つけていても、修正方法を人に伝えるのは手間がかかるし、伝わり切らない事もあります。また、対策が思いつかない選手もいるだろうし、何も考えられない選手もいます。

「上手くいかないプレーをなぜ続けるのか」と観ていると感じるかもしれませんが、監督の声はもちろん、味方の声もとどかないような異様な空間の中で、興奮状態にいる選手たちは、プレーの選択は簡単に変えられません。テレビゲームをやっているように、冷静に考えられる方が異常です。

上手くいかない時の対応方法は、選手、監督、もしくはチームによって異なると思います。ただ、言える事があるとすれば、「上手くプレー出来ていない」からといって、修正するのか簡単ではないということです。

「なぜ修正できないのだろう」と考えるのは、スポーツへの理解を深める助けになります。ただ、外部の人が「こんな方法もあるんじゃないか」と考えるアイディアは、実は選手やチームとしては、既に準備段階で捨てたアイディアかもしれません。

「上手くプレー出来ていない」と判断するのは簡単なのですが、「なぜ」出来なかったのか、「何が」出来なかったのか、「どうして」出来なかったのか、「いつ」出来なかったのか、「誰が」出来なかったのか、理解しようとする試みると、より具体的に「出来なかった理由」が分かるのではないかと思います。

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