自分の中にある思いを仕事に込める

僕は名曲の由来を調べたり、聞いたりするのが好きなのですが、どんな名曲にも共通していることがあります。それは、作者の極めて個人的な事を変換して、歌にしているということです。

Mr.Childrenの「イノセント・ワールド」誕生の由来は、ドキュメントブック「es(エス)―Mr.Children in 370 DAYS」に収録されているのですが、小林武史さんから「もっと自分の個人的な思いを出すように」と言われて、桜井和寿さんが書いて作った曲だと言われています。ブログにも書いた「上を向いて歩こう」も、作詞者である永六輔さんが抱えていた葛藤が歌になった1曲です。

NHKで放送されている「佐野元春のザ・ソングライターズ」は名曲の由来を歌詞から紐解いていく番組なのですが、様々なミュージシャンの話を聞いていくと、結局作者の個人的な思いを膨らましたり、聴きやすい形に変換し、生まれているのではないかという気がしています。

ミュージシャンがどれほどイメージ豊かでも、自分の抱えている悩みやコンプレックスを元に、人々に伝わりやすい形にするしか、曲が誕生する方法はないのだと思います。どんな世界観や設定を曲にしたとしても、結局自分の中にある思いを元にしたものでないと、まず自分に伝わらない。したがって、人の心を打つことは出来ないのだと思うんです。

でも、自分の中にある思いを元にして何かをする、というのは、何も曲を作るだけのことじゃないと思うのです。僕が仕事をする時だって、同じじゃないかと。自分の中にある思いや気持ちを仕事に込めることが、人に伝わる仕事をするということの第一歩だと思うんです。

単純作業であっても、肉体労働であっても、頭脳労働であっても、自分の中にある思いを元にすることが、人に喜ばれる仕事をする第一歩なのだと、「佐野元春のザ・ソングライターズ」で披露される名曲の由来を聞きながら、僕は改めて感じるのです。

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