footballista 2018年4月号「個人戦術とは何か?」の書評に代えて。-サラリーマンにとって「個人戦術」とは-

2018年4月号のfootballistaのテーマは「個人戦術」。そもそも、僕にとって「個人戦術」という言葉がピンときません。「個人戦術」という言葉を、「個人」の「戦術」という言葉に噛み砕き、「個人としていかに戦うか」と置き換えると、 ...
書評「伴走者」(浅生 鴨)

この小説を読み終えて、僕は自分自身にとって数少ない視覚障がい者と触れ合った経験を思い出しました。
もう10年近く前になりますが、僕は「City Lights」という団体のWebサイト制作に、ボランティアでかかわった事があり ...
書評 Number(ナンバー)948号「僕らは本田圭佑を待っている。」

「僕らは本田圭佑を待っている。」
本書には、こんなタイトルがつけられている。
2017年9月を最後に、本田圭佑は日本代表に招集されていない。「本田は終わった」「本田はダメだ」。こうした声に抗うように、Numbe ...
FIBAバスケットボール ワールドカップ2019 アジア地区 1次予選(Window2)日本代表対チャイニーズ・タイペイ代表 レビュー

FIBAバスケットボール ワールドカップ2019 アジア地区 1次予選(Window2)、日本代表対チャイニーズ・タイペイ代表は、69-70でチャイニーズ・タイペイ代表が勝ちました。この試合を観終えて気になった点が2点あったので、自分 ...
書評「かくて行動経済学は生まれり」(マイケル ルイス)

マイケル・ルイスが2003年に書いたある書籍は、その後のスポーツに大きな影響を与えました。
ある書籍の名は、「マネーボール」。メジャーリーグの貧乏球団・オークランド・アスレチックスのビリー・ビーンGMが、「セイバーメトリク ...
書評「SHOE DOG」(フィル・ナイト)

人生は成長だ。成長がなければ死ぬしかない。
本書「SHOE DOG」に出てくる、フィル・ナイトの言葉です。オニヅカ(現在のアシックス)の代理店としてスタートした「ブルーリボン」という会社は、その後オニヅカと仲違いし、自らの ...
書評「2011年の棚橋弘至と中邑真輔」(柳澤 健)

2017年、Twitterでもっとも使われたハッシュタグのスポーツ部門の第10位に「#njpw」というハッシュタグが入りました。「#njpw」とは、「New Japan Pro-Wrestling」のこと。つまり、新日本プロレスのこと ...
書評「千葉ジェッツの奇跡 Bリーグ集客ナンバー1クラブの秘密」(島田 慎二)

2016年に開幕したBリーグで、年間観客動員数13万5000人を突破し、1試合7327人という最多動員数を誇るのが千葉ジェッツです。「GO JETS!」の大きな声が船橋アリーナに響き渡るのは当たり前の光景のように感じますが、5年半前、 ...
書評「モンベル 7つの決断 アウトドアビジネスの舞台裏」(辰野勇)

アウトドアメーカー「モンベル」が、日本のメーカーだと知らない人もいるかもしれません。クライマーとして活動してきた辰野さんが創業した会社「モンベル」は、アウトドア製品の販売だけでなく、環境を保護するための様々な活動、そして気軽にアウトド ...
書評「永谷脩の仕事 プロ野球ベストセレクション 珠玉の53篇」(永谷脩)

僕はブログの記事で、「力の落ちたベテランの扱いは難しい」という言葉を何回か使った事があります。
よい時の自分のイメージにこだわり、プレースタイルを変える事が出来ず、力が落ちている事に気づかず、成績が残せていないにもかかわら ...
書評「江夏の21球」(山際淳司)

先日、こんな記事を読みました。
名作はほぼ絶版に…“忘れられた作家”山際淳司 「復刊」で集まる注目(Buzzfeed)
僕が「影響を受けた」と断言できる作家の1人が、山際淳司さんです。しかし、この記事を読んで、 ...
書評「技術解体新書 サッカーの技術を言葉で再定義する」(風間八宏,西部謙司)

本書「技術解体新書 サッカーの技術を言葉で再定義する」は、2012年から2016年まで川崎フロンターレで監督を務め、2017年シーズンから名古屋グランパスの監督を務める風間八宏監督にサッカージャーナリストの西部謙司さんがインタビューを ...
イベントレポート「人が集まりたくなるこれからのスポーツのヒント」

本日は、あしたのコミュニティーラボが主催するイベント「人が集まりたくなるこれからのスポーツのヒント」に参加してきました。
このイベントは、スポーツの「競い合うゲーム」という点ではなく、「のびのびと身体を動かす」という点に着 ...
書評「footballista 2017年8月号「U-20の世界」

最近のサッカーは10代後半の選手の活躍が注目されています。16歳8ヶ月という異例の若さでACミラントップチームデビューを飾り、再契約問題が話題となったGKのジャンルイジ・ドンナルンマ。2016-17シーズンのチャンピオンズリーグで6戦 ...
書評「Number(ナンバー)930号 清原和博「告白」」

2016年2月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、5月に懲役2年6ヶ月、執行猶予4年の有罪判決を受けた清原和博。誰もが名前を知っているスポーツ選手で、成功を手にし、華やかな生活をしていた人だっただけに、ニュースを聞いた人の衝撃は大きかった ...
書評「グアルディオラ総論」

2013-14シーズンから3シーズンに渡ってFCバイエルン・ミュンヘンの監督を務めたペップ・グアルディオラですが、彼は個別のインタビューに応じないため、彼の考えは記者会見での発言や、サッカーのフィールドで表現されるサッカーから判断する ...
書評「負けを生かす技術 」(為末大)

「負けを生かす技術 」は、為末さんが陸上競技の選手として培った経験から得た、「負け」「失敗」「勝ち」「競争」「強さ」といったテーマに対する考えが書かれた書籍です。
「負け」「勝ち」といった基準は自分で決める本書で為末さんが ...
あとがき。書評「Number(ナンバー)926号[雑誌]」-2017年の松坂世代-

僕と同じ松坂世代は、1980年生まれ。今年37歳になります。アスリートにとっての37歳という年齢は、これから絶頂期を迎えるということは考えにくい年齢だ(イチローは、最近テレビの特集で「これから僕の絶頂期が来るとは、どうして考えられない ...
書評「Number(ナンバー)926号[雑誌]」-2017年の松坂世代-

1980年生まれに僕にとって、彼は特別な存在だ。時代の先頭を走り、常に陽のあたる場所を歩いてきた。栄光も、挫折も、人一倍経験し、同じ年の自分にとって、自分自身の立ち位置を確認する。そんな存在でした。そんな彼が苦しんでいる。2011年に ...
書評「希望のトレーニング 彼らは初動負荷トレーニングで何を見つけたのか」-イチローがやみつきになるトレーニング-

最近、初動負荷トレーニングというトレーニングが出来るジムでのトレーニングを再開しました。
初動負荷トレーニングとは、反射の起こるポジションへの身体変化およびそれに伴う重心位置変化等を利用し主働筋の弛緩-伸張-短縮の一連動作 ...