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ブロックを作って”場所を守った”セルティックの勝ち。
UEFAチャンピオンズリーグ セルティック対バルセロナ

   

ゴールは偶然の産物ではない~FCバルセロナ流世界最強マネジメント~

今年のチャンピオンズリーグは、フジテレビが録画ですが試合を放送してくれます。先週セルティック対バルセロナ戦が放送されていたので、観ました。

バルセロナの試合を観るのは、今シーズン初めてでしたので、グアルディオラからビラノバに監督が代わって、何か変わった点があるのかという点に注目して観ようと思ったのですが、セルティックの守備が予想以上に良くて驚きましたので、セルティックの守備を中心にレポートをまとめました。

DF4人、MF4人のブロックを作って”場所を守る”セルティック

この試合のセルティックは、バルセロナの攻撃を防ぐため、DF4人、MF4人のラインを作って、バルセロナの攻撃を防ごうとしていました。それだけなら、従来どおりのバルセロナ対策なのですが、セルティックが徹底していた点が3点あります。

DF4人とMF4人の距離を短く保つ

一つ目は、DF4人とMF4人の距離を短く保ったことです。DFラインとMFラインの間隔はせいぜい2~3m程に保たれていました。バルセロナというチームは、DFラインとMFラインの隙間にパスを入れて、隙間でパスを受けた選手を基点に攻め込んでいくのを得意としているのですが、セルティックがライン間の間隔を短く保っていたので、なかなか隙間にボールが入れることができませんでした。

DFラインの位置を自陣ペナルティエリアから下げない

二つ目は、DFラインの位置を自陣ペナルティエリアから下げなかったことです。DFラインをペナルティエリアから下げないことによって、MFラインとの距離を短く保つことが出来るのとあわせて、DFラインをペナルティエリアから下げないことで、バルセロナの選手が攻め込む場所を、ゴールから遠ざける効果ももたらしました。

ゴールから遠ざけることで、シュートを打つための距離ができるため、安易にミドルシュートを打つこともできません。さらに、ペナルティエリアからDFラインを下げないことによって、DFラインの背後のスペースを使わせない、という効果も生まれました。ペナルティエリアとGKが守るエリアの間にパスを通してDFラインの背後を狙うのは、さすがのバルセロナの選手たちにとっても至難の業です。

人の動きについていかず、”場所を守る”

三つ目は、バルセロナの流動的に動く人の動きに「ついていかなかった」ことです。バルセロナは、ボールを動かして相手を崩そうとするのですが、ボールを動かしながら、人も動きます。

この人の動きがやっかいで、相手の背後をとるような動きや、フェイントをかけてフリーになる動きなど、相手の守備を動きで崩すための仕掛けを、いろいろやってきます。これに、セルティックはつられませんでした。

ほとんど人の動きにはついていかず、自分が守るべき場所を徹底的に守ったのです。これによって、バルセロナが仕掛けた人の動きを使った攻撃は、ほとんど封じられました。

リズムを変えることができず、攻めあぐねたバルセロナ

セルティックの守備が良かったのもありますが、バルセロナが攻めあぐねたのも事実です。もちろん、バルセロナも相手の守備を崩そうといろいろなことをしていました。相手の場所を動かそうと、わざとゆるいパスを出してみたり、相手のセンターバックの背後にペドロやサンチェスを走りこませてみたり、といろいろやっていましたが、守りきられてしまいました。

久々に見た右サイドのメッシ

相手の守備を崩そうとしてバルセロナが行った唯一のポジションチェンジが、メッシの右サイド起用です。中央にスペースがないので、右サイドにメッシを配置し、右サイドから中央にカットインさせて、相手が動いたところへのスルーパスや、メッシのミドルシュートで活路を見出そうとしました。

メッシ自体の動きは悪くなかったのですが、セルティックのディフェンスが、とにかく人についていかない。徹底して場所を守ったので、大きな効果をもたらしませんでしたが、今後もメッシの右サイド起用はあるのかもしれません。

バルサ対策に対して、ビラノバ率いる新生バルセロナの対策は?

逆に、3バックにして攻める人数を増やす、という攻撃は今回は見られませんでした。昨シーズンのバルセロナでは、3バックに変更して攻めにでる、というケースも見られたのですが、今シーズンは3バックではほとんどプレーしていない、と聞きます。

今後、バルセロナは少しづつチーム力が落ちていくのか、それともシーズン後半に向けて盛り返していくのか。2012/13シーズンもまだ序盤戦なので、動向に注目して引き続き観ていきたいと思います。

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