ワールドカップ基準をJリーグにも。2014年J1第12節 セレッソ大阪対川崎フロンターレ プレビュー

2014年J1第12節、川崎フロンターレの対戦相手はセレッソ大阪。ACLの試合を優先させるため、延期になっていた試合から、Jリーグが再開します。約2ヶ月ぶりのJリーグということで、本当に楽しみです。

川崎フロンターレは、天皇杯2回戦YSCC戦から中2日という日程ですが、YSCC戦に出場していた選手の中で、今日の試合に出場する選手は、ほとんどいないと思います。相手のセレッソも、天皇杯2回戦は延長戦まで戦っているので、コンディション面で大きな差はないと思います。

Jリーグに求めたいワールドカップ基準

この試合は、ワールドカップ後の初戦ということで、まだサポーターもワールドカップで観た選手たちのプレーが、目に焼き付いていると思います。したがって、この試合を観るサポーターは、両チームの選手に「ワールドカップ基準」を求め、良いプレーには拍手を、意図のないプレーや、つまらないファウル、ダイビングなどには、容赦なくブーイングをして欲しいと思います。

ワールドカップでは、優勝したドイツを筆頭に、状況に応じた戦い方が出来るチームが、上位に食い込むことが出来ました。ワールドカップは、現代のサッカーのトレンドを、色濃く映す大会です。ワールドカップで得られたこと、ワールドカップで観たことを、いかにJリーグにフィードバック出来るか。ここに、Jリーグの発展がかかっているといえます。

谷口彰吾のセンターバックに注目

川崎フロンターレは、YSCC戦は延長戦までもつれ込みましたが、辛くも勝利を収めました。延長戦までいったことをネガティブに捉える人も多いと思いますが、普段試合に出る機会が少ない選手に、多くの試合時間を経験させることが出来たという点で、非常によい機会だったと思います。

この試合、個人的に注目しているのは、谷口彰吾です。中断前は左サイドバックでプレーしていましたが、この試合はセンターバックでのプレーが予想されています。中断前、川崎フロンターレの攻撃を警戒して、引いて守るチームが増えました。引いて守る相手に対して攻撃するとき、センターバックからの正確なパスは、不可欠です。

ワールドカップでクローズアップされたのは、ゴールキーパー、センターバックの攻撃面での貢献です。メキシコのマルケス、ブラジルのチアゴ・シウバ、ドイツのフンメルス、アルゼンチンのデミチェリスなど、ワールドカップで上位に進んだチームや、印象に残ったチームには、守備だけでなく、攻撃にも強みをもったセンターバックがいました。

中断前にセンターバックを務めていたジェシと中澤聡太に比べると、元々ボランチを務めていた谷口は、パス出しの能力に長けています。谷口の攻撃力を活かして、どこまで相手の守備を崩すことが出来るのか。この試合のポイントです。

中断明けまで待った谷口のセンターバック起用

余談ですが、僕は、谷口を中断明けにセンターバックで試しているところが、風間監督らしいと思っています。中断前、登里が怪我から復帰したタイミングで、谷口をセンターバックに起用することも出来たはずです。そのタイミングで谷口をセンターバックに起用しなかったのは、復調したチームを必要以上にいじりたくなかったのだと思います。そして、中断明けまで我慢したお陰で、谷口は主力として成長し、チームの幹となるセンターバックを任せてもよい選手だと、サポーターも、選手も認める選手になったと思います。

あとは、試合で結果が出るか。谷口がどういうプレーをするのか。楽しみです。

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