まだまだ底が見えない大島僚太のポテンシャル。2014年Jリーグナビスコカップ準々決勝1st leg 川崎フロンターレ対セレッソ大阪 レビュー

2014/09/30

2014年Jリーグナビスコカップ準々決勝1st leg、セレッソ大阪対川崎フロンターレの試合は、3-1で川崎フロンターレの勝利。ナビスコカップではアウェーゴールルールが適用されるので、アウェーで3ゴールを奪ったのは、第2戦を戦う上で、大きなアドバンテージを得ることが出来ました。

前回の課題を克服した川崎フロンターレ

この試合のプレビュー記事に、「前回のセレッソ大阪戦の課題をどちらのチームが克服出来たか」という点を試合を観る上でのポイントとして挙げました。結果を見ても分かるように、川崎フロンターレの方が、前回の課題を克服出来た事を証明した試合だと思います。

前回のセレッソ大阪戦では、前半4-1でリードしたものの、後半上手くゲームをコントロール出来ず、後半だけで3失点しました。前回の反省を活かし、この試合は、自分たちでボールを保持してゲームをコントロールするだけでなく、相手が攻めてきた時は、きちんと守備をして無駄な得点を与えずにゲームを進めることが出来ました。

その要因として、4-4-2を採用したことも大きいと思います。風間監督は、「システムでサッカーをするわけではない」と常々語っていますが、4-4-2の方が、DFが4人いるので、守備が安定します。守備の安定も、ゲームを上手くコントロール出来た要因だと思います。

4-4-2と3-4-3。状況によって使い分けできる強さを、今の川崎フロンターレは身につけつつあることを、この試合で証明しました。また一歩チームが成長したことが感じられる試合だったと思います。

試合を決められる選手になりつつある大島僚太

この試合では、大久保と小林の2トップはノーゴールでしたが、大島が1得点1アシストと活躍しました。

大島は、ここ数試合のプレーを見ていると、「自分のプレーで勝負を決めてやろう」という気持ちを持ち、プレーでもその事を表現できるようになってきたと感じます。

大島はグランパス戦の後半、レナトの決定機を演出する中央突破をみせましたが、この試合でも、何度もドリブルでペナルティエリアに侵入しようとする場面がみられました。元々ボール扱いが上手い選手でしたが、今シーズンは、パスを効果的に使ったゲームコントロール、効果的なパスカットやボールを奪われた後の素早い守備、といった具合に、日に日に出来ることが増えています。

今日のように、ゴールを奪ったり、ゴールにつながるプレーをコンスタントに出来るようになれば、リーグ戦の順位も上がってくると思いますし、大島自身も日本代表に選ばれるようになるはずです。まだ21歳ですが、中村憲剛という最高のお手本の元、日々どういうプレーをすればよいのか、学んでいるところだと思います。

今シーズン前に、「大島僚太が今シーズン終了後にどのようなプレーヤーになっているかで、今シーズンの川崎フロンターレの順位が決まる」と書いたのですが、そんな僕の予測が現実になりつつあります。大島僚太がどこまで成長するのか。引き続き注目していきたいと思います。

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