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「Chikirinの日記」から学ぶ「Own Mediaの育て方」

      2013/12/21

人気ブログに「Chikirinの日記」というブログがあります。2005年3月に始まった「Chikirinの日記」は、現在100万(PV/月)を超え、著者のちきりんさんは、4冊の本を出し、講演会まで実施するまでになりました。そんな「Chikirinの日記」はどんな考えで運営されているのか。それがまとめられているのが、「「Chikirinの日記」の育て方」です。

「「Chikirinの日記」の育て方」には、ブログを書いている人やこれから書こうとしている人に、とても参考になるメッセージがいくつも掲載されていますので、何回かに分けて紹介したいと思います。今回は「Own Mediaの育て方」についてです。

“価値あるメディア”を目指す

ちきりんさんは「Chikirinの日記」で目指したのは、”価値あるメディア”だそうです。”価値あるメディア”とは、特定の共通点を持って絞りこまれた読者が集まる場所という意味で、読者がめちゃくちゃ多いブログを目指しているわけではないそうです。

ちきりんさんにとって、下記については目指すところではなかったそうです。

  1. 書き手(ライター、エッセイスト、作家など)として有名になること
  2. 自分の文章を出来るだけ多くの人に読んでもらうこと
  3. ビジネスを成功させること(収入を最大化させること)

確かに、名を売りたい人や、自分自身の強い主張や信念を多くの人びとに知ってもらいたい人は、メジャーなサイトに掲載されたほうが、より多くの人に見てもらえると思います。自分のブログを通じても名を売れなくはないですが、時間がかかります。もしくは、売れたとしても長続きしません。

運営する場所に人が集まること自体が重要

ではなぜ、ちきりんさんは、「Chikirinの日記」を価値あるメディアにしようとしたのか。それは、自分が運営する場所に共感した読者が多数集まる場を持つこと、そのこと自体が重要だと考えたからです。そして、場が持てることで、アクセス数が増えて広告料が入るなどというレベルを超えて、様々な新しい(そして楽しい)試みが可能になる、というのです。

ちきりんさんは、書籍も「ブログへの集客の手段」と考えているそうです。本を出版することで、リアルでまだ知らない人に対して、ブログにアクセスするきっかけを作ることが出来ます。本書の言葉を借りれば、本は「コンテンツの塊」です。しかし、「発信できる場所」ではありません。

ブログを運営する上で重要なのは、ブログという場所の運営者として、その場所の価値を出来るだけ上げていくことなのです。

場所に人が集まれば「市場」になる

「Chikirinの日記」同様、「場所の価値を出来るだけ上げる」という方針で運営されていると思うメディアが、「ほぼ日刊イトイ新聞」(以下、ほぼ日)です。ほぼ日は、無料で読めるコンテンツだけでなく、現在は「ほぼ日手帳」や「ハラマキ」など、様々な商品を販売するWebサイトになりましたが、開設当初は、無料で読めるコンテンツしかありませんでした。

しかし、糸井さんは「面白い場所を作れば、お金はついてくる」という方針で、無闇にコンテンツの収益化に着手せず、あくまで「ほぼ日」が面白い場所であること、そしてその価値を高めることに徹し、「ほぼ」と言いながら、毎日コンテンツを配信し続けました。

結果として、面白いコンテンツを楽しみに訪れるユーザーが増え、ほぼ日に対する信頼が高まった結果、商品を販売し始めた途端、沢山の人に買ってもらえるようになったのだと思います。もし、ほぼ日が最初から物販ありきで開設されていたら、ここまで長くは続かず、人々に親しまれる場所にはなっていなかったのかもしれません。

場所は1人だけなら場所ですが、人が集まると「市場」になります。ほぼ日やChikirinの日記は、新たな「市場」を作ったのだと思います。Webサイトは育てていくと、「市場」になる。そして、作った「市場」をどう運営していくのか。それが、ブログやWebサイトを運営する人の、腕の見せ所だと思います。

nishi19 breaking newsも開設してから、1年2ヶ月が経過しました。少しづつ「場所」から「市場」へと成長しているこのWebサイトを、どう運営していくのか。本書に、そのヒントを見つけることが出来た気がします。

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