「Chikirinの日記」から学ぶ「メッセージの伝え方」

2013/12/18

人気ブログに「Chikirinの日記」というブログがあります。2005年3月に始まった「Chikirinの日記」は、現在100万(PV/月)を超え、著者のちきりんさんは、4冊の本を出し、講演会まで実施するまでになりました。そんな「Chikirinの日記」はどんな考えで運営されているのか。それがまとめられているのが、「「Chikirinの日記」の育て方」です。

「「Chikirinの日記」の育て方」には、ブログを書いている人やこれから書こうとしている人に、とても参考になるメッセージがいくつも掲載されていますので、何回かに分けて紹介したいと思います。今回は「メッセージの伝え方」についてです。

ひとつのエントリでは、ひとつのメッセージだけ伝える

「Chikirinの日記」では、「ひとつのエントリでは、ひとつのメッセージだけを伝える」というポリシーがあるそうです。少々文章が長くても、もしくは、複数の事例を紹介していても、伝えたいメッセージは(一エントリにつき)ひとつだけにしているそうです。

例えば、「Chikirinの日記」では、プロゲーマーの梅原大吾さんに関するエントリを14本書いていますが、よく読んでみると、確かにひとつのエントリで伝えているメッセージはひとつだけです。一日に何個も伝えたいメッセージが浮かんだ日は、ブログの下書き機能を使ってメモしておき、何も浮かばない日は、そのリストを見ながら書くエントリを選んでるのだそうです。

参考情報

「ちきりん」ブログがいつの間にかウメハラ日記になってる(NAVERまとめ)

「Chikirinの日記」では、書評記事でも一冊につき一エントリではなく、複数のエントリで紹介する事があります。その基準はあくまで、「この本を紹介する」ではなく、「何を伝えたい」のか。つまり、エントリの起点は「メッセージ」なのです。

メッセージが多いと読んでもらえない

なぜ、メッセージはひとつが良いのか。それは、「メッセージが多いと、読んでもらえない」からです。特に、読み終わって心から共感した本を紹介したい時、「あれも紹介したい」「これも紹介したい」という思いを、1つの記事に無理矢理まとめてしまうと、結局どんな本で、どんな点に共感したのかが、わからなくなってしまいます。

「Chikirinの日記」では、こんなプロセスでエントリを書いているのだそうです。

  1. 伝えたいメッセージが決まる。(浮かぶ)
  2. そのメッセージを伝えるための論理構成を決める(考える)
  3. 文章に必要な材料(情報)を集める
  4. 文章を書く

メッセージを1つにして、多くの人に読んでもらえた事例

「nishi19 breaking news」では、「日本はバルサを超えられるか —真のサッカー大国に向けて「育成」が果たすべき役割とは」という書籍を紹介した時、「育成年代で学ぶべき「時間の使い方」」に絞って、紹介しました。他にも印象に残った点があったのですが、分かりやすくするため、メッセージを1点に絞りました。

すると、書いたエントリを著者の小澤一郎さんに紹介して頂いたことがきっかけで、Facebookで499もの「いいね!」を頂き、他のエントリより多くの人に読んで頂くことが出来ました。ちなみに、同じ小澤一郎さんのエントリでも「サッカー選手の正しい売り方」という書籍に関するエントリは、3つに分けて書いています。これは、3つのテーマ(メッセージ)から、1冊の本を紹介したかったからです。

なお、メッセージを起点に1冊の本を複数のエントリで紹介すると、自然と検索エンジンに「この本について詳しく書かれている」と認知され、上位に表示されるようになります。メッセージを起点に記事を書くことは、様々なメリットがあるのです。

記事を書く時は、メッセージはひとつ。
わかりやすい記事を書くために、最も真似しやすいポイントだと思います。僕もこれから意識して、ブログを書き続けたいと思います。

関連記事

普段の生活を見なおして、楽観的に生きよう!書評「ゆるく考えよう」(ちきりん)
自分にとっての正解を導くための方法が書かれた1冊。書評「自分のアタマで考えよう」(ちきりん)
育成年代で学ぶべき「時間の使い方」。書評「日本はバルサを超えられるか —真のサッカー大国に向けて「育成」が果たすべき役割とは」(村松尚登・小澤一郎)

関連商品