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みんなマーケットで価値を判断されている。書評「マーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法」(ちきりん)

   

本書「マーケット感覚を身につけよう—「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法」は、有名ブロガーのちきりんさんが、「これから何が売れるのか?」わかる力、すなわち「マーケット感覚」ついて書いた1冊です。

「何が売れるのか?」わかる力は、よく言われる「仕掛け人」とか「ヒットメーカー」のような人しか必要がない力に思えますが、これからの時代を生きていく核になる力だと、本書の中で、ちきりんさんは説明しています。

みんな知らず知らずマーケットに晒されている

本書を読んでいて、自分自身が仕事でも仕事以外でも、常にマーケットに晒されていることを忘れていることに、気がつきました。

本書に紹介されている結婚の例えが分かりやすかったのですが、結婚する時、一昔前までは親や親戚がすすめる人と結婚していたのが、今では、自分に合った相手を選ぶ時代になりました。「よほど嫌な人ならOK」ではなく、「自分に合った人」でなければ結婚しない。そうなると、年齢、年収、容姿、性格含めて、「結婚」というマーケットで、価値があるか、晒されているともいえるのです。そして、結婚できない人が増えたということは、結婚相手を選ぶ時代で、自分が選ばれるために、何を売りにしたらよいか、どんな人にPRしていけばよいのか分かっている人が少ないのも要因だと、ちきりんさんは語っています。

つまり、結婚相手を選ぶ時代で、自分が選ばれるために、何を売りにしたらよいか、どんな人にPRしていけばよいのか。人が欲していることが分かること。これが、「マーケット感覚」なのです。

マーケット感覚をロジカルシンキングで裏付ける

マーケット感覚にもとづいて、人が欲していることが理解できたら、「なぜ、求められているのか」「なぜ、売れるのか」「なぜ、流行るのか」「競合はどこか」といった具合に、様々な切り口から問いかけて、自分のマーケット感覚が正しいかどうか、検証することで、より具体的に考えたり、行動することが出来るようになります。その時に必要なのが「ロジカルシンキング」のスキルです。

本書の冒頭でちきりんさんが語っていますが、様々な書籍でロジカルシンキングの重要性は語られていましたが、実際にロジカルシンキングをどこで発揮したらよいか、どう発揮したらよいかを教えてくれる本は、あまりありませんでした。マーケット感覚をロジカルシンキングで読み解き、自分のものにする。こうして、日々トライ・アンド・エラーを繰り返しながら、マーケット感覚を磨く必要があるのです。

自分にとっての当たり前とマーケットとの重なる点を見つける

僕自身の事を振り返ると、ブログを書くまで、自分がやっている仕事や、スポーツについて考えていることに、人に読んでもらえるようなニーズがあるとは、思ってもいませんでした。サッカーやスポーツについては、四六時中頭の中で考えていたので、書くネタがないわけではありませんでした。ただ、自分が考えていたことが、人に読んでもらえるようなニーズがあるのかは、書いてみるまで分かりませんでした。

書き始めてみて、少しづつ、自分が書いていることについて、どんな話題なら読んでもらえるのか、わかってきた気がします。そして、読んでもらえる話題の中でも、自分が書けるものと書けないものの違いも、理解できるようになってきました。書き続けていて、スポーツテクノロジー、スポーツビジネス、そして川崎フロンターレのレビューについては、スポーツが好きな人や、サッカーが好きな人に読んでもらえ、共感できる要素があることがわかってきました。

何を書いたら、読んでもらえるのか。それは、僕なりにトライ・アンド・エラーを繰り返して身につけた、「マーケット感覚」なのだと思います。僕がブログを書きながら、ぼんやりと感じていたことを、本書はズバッと言ってくれた気がします。この記事を書くために、2回読みました。それだけ、読み応えのある1冊です。

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