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自分にとっての正解を導くための方法が書かれた1冊。書評「自分のアタマで考えよう」(ちきりん)

   

自分のアタマで考えよう

会社の先輩の席の本棚に置いてあったので、借りて読んでみました。
本書は有名ブロガーのちきりんさんが、知識にだまされない思考の技術について書いた1冊です。ちきりんさんは、本書の中で「思考の11のルール」を元に、自身の思考の技術を説明しています。

ちきりん流・思考の11のルール

  1. いったん「知識」を分離すること!
  2. 「意思決定のプロセス」を決めること!
  3. 「なぜ?」「だからなんなの?」を問うこと!
  4. あらゆる可能性を探ること!
  5. 縦と横に並べて比較してみること!
  6. 判断基準の取捨選択をすること!
  7. レベルをごっちゃにしないこと!
  8. 自分独自の「フィルター」を見つけること!
  9. データはとことん追いかけること!
  10. 視覚化で指向を深化させること!
  11. 知識は「思考の棚」に整理すること!

「思考の技術」について書かれた本は数多く登場しますが、本書はちきりんさんのブログのトーンと同じように、カジュアルなトーンで書かれているので、ビジネス本をあまり読まない人でもとっつきやすい内容になっています。

本書を読んで、僕が印象に残ったことをまとめてみました。

意思決定のプロセスを決める

例えば、転職したい人がいるとします。転職したい理由として「きつい」「給料が安い」「長時間労働」といった言葉をよく聞きますが、人によって転職する理由はそれぞれです。そこで、重要なのは「どういうプロセスをたどったら、転職するのか」ということを自分で決めることなのです。

例えば、「残業が100時間を超えた月が4ヶ月続いたら転職しよう」や「このプロジェクトが終わったら転職しよう」や「この資格をとったらこういう仕事がしたいから転職しよう」といった、自分なりのプロセスを決めておくと、転職先として選ぶ仕事が明確になるし、転職の時に自分がどんな状態かを把握することもできます。

問題なのは、意思決定のプロセスを決めずに、何かを決めてしまうことです。また、プロセスを決めて行動していれば、後戻りも出来るということを忘れないでおきたいと思います。

「作業」と「思考」を分ける

企画書を作る時、よくパソコンの前で悩みながら作っている人がいます。以前「提案書を短時間で作るための4つの手順」という記事を書いたことがあるのですが、そんな作り方は時間のむだです。

パソコンの前で企画書を形にするのは「作業」です。「作業」をする前に、自分がどんな企画書を作りたいのか、「思考」をしてアイディアを固めた上で、形にしたほうがよい物が出来ます。手を動かしながら形にしていく人がいますが、それは「作業」ではなく体を動かしながら行う「思考」であり、パソコンの前で悩んでいる人とは違うということを覚えておきたいと思います。

言語化して視覚化する

僕が苦手なのが、考えたことを視覚化することです。本書には、グラフを使った視覚化の方法が色々と書かれているのですが、「細部まで突き詰めないと思考を図にすることができない」という点は同感です。自分の弱点をつかれた気分になりました。

なぜ、自分のアタマで考えなきゃいけないのか?

なんで、自分のアタマで考えなきゃいけないのでしょう。当たり前のことかもしれませんが、改めて本書はこの問題を読者に問いかけてます。

僕は、こう考えています。「正解を教えてくれる誰かなんていないから、自分で考えなきゃいけないのだ」と。

Webサイトやメールなどの手段を通じて情報を手に入れるのが簡単な時代になった反面、どの情報が自分にとって有益なのか、自分自身で見極める必要があります。しかし、情報を見極める方法は学校で教えてくれことはまずないので(ビジネススクールなどの例外を除く)、自分も含めて流れてくる情報に振り回されている人がいるのではないのでしょうか。

そんな人にとって、本書は玉石混交の情報から自分にとって有益な情報を見分け、自分自身の考える方法を示しているので、有益な1冊です。

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