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「主人公」がいる広告を作りたい。クリエイターズトーク第七回(ゲスト:麻生哲朗(TUGBOAT))

      2012/12/12

2012年7月31日に開催されたクリエイターズトークの第七回のゲストである麻生哲朗(TUGBOAT)さんの回の内容をまとめました。

NTT Docomo

  • docomoは日本国民の半分が使っている。
  • Softbankとは違って、使っている人を「安心」させる「安心感」を伝えるメッセージだと」考えた。
  • 携帯電話は人に貸し借りしない道具。
  • 自分とは分けることができない。
  • 携帯と人との関係を表すのに、”擬人化”という手法を使った。
  • 「人が携帯だったら」ということを考えて作った。
  • 擬人化をわかり易くするため、存在感のある人(渡辺謙と桑田佳祐)を選んだ。
  • 渡辺謙は携帯電話という「道具」をうまく表現してくれている。
  • 桑田佳祐は渡辺謙とは違って何もしてくれないが、そばに居てくれるだけでほっとするような存在感をうまく示している。

NTT東日本

  • 「イチロー」という素材に合わせて「ミスチル」の曲を使うことが決まっていた。
  • NTT東日本という会社のサービスの都合上、”自分の存在感が消えているのが良い状態”というメッセージを伝えるために作ったCM。
  • 「当たり前」ということはどういうことか、伝えるためのCM。

トステム インプラス

  • 「窓の問題じゃないですか?」という一言で解決するCMを作った。
    • 窓は「家」にあるものだから、「家庭」の問題を描き続ければ、CMになると思った。
    • 「窓」を意識させる広告を作った。
  • このCMは純粋な「商品広告」といえる。この手の広告は量産できる。

LIFECARD

  • Webへの誘導を初めて意識して作った広告。
  • 「続き」に用意している動画の方が、むしろきちんと作られていなければならない。
  • 「うまくてカッコいい」人に「カッコ悪い」ことをやってもらうことが「カッコいい」と思っている。その方が新鮮だし魅力。
  • 「心の迷い」を「カード」で見立てている。
  • 「LIFECARD」という言葉はそれだけで強い言葉。「LIFE」の「CARD」という言葉を活かしたCM。

質疑応答

  • 複数の問題を解決するのが良いアイディア。
  • 「忘れていたものを掘り起こす」ということを意識している。
  • 「企画するために人と打ち合わせる」ことはしない。
  • 「30秒」でお腹いっぱいにはならないようにしたい。
  • 商品に興味を持つきっかけになれば良い。
  • 自分のところに来るオーダーは抽象的なオーダーが多い。
  • 人が「読めない」コンテは書かない。

KEIRIN 〜勝利とは何だ?〜

  • 「競輪」を「人生のレース」に見立てている。
  • 「競輪」は「負け方が重要な競技」そこから「全員が主役」ということを意識したCMにした。
  • 「勝利とは何だ?」ということをCMで伝えたかった。

湖池屋 リッチカット

  • 「菓子」は「おいしい」というシーンを見せると、幸せに見える。
  • 製品のプラスの面を見せて良いイメージを与えられる商品は珍しい。
  • このCMに出てくる主人公の先生は、実際の学校には「いない」けれど、「いたら面白い」と思わせるキャラクター。でも、本当にいたら「うざい」
  • 湖池屋はコンビニでは売り場のエリアも狭いので、スーパーでの販売量を増やすことが求められる。
  • ユーザーである親子に共通の話のネタになるストーリーにしたいと思った。

ダイハツ TNP

  • 「MOVE」は「低燃費」が売りだった。
  • 「低燃費」をどう伝えるのか考えた。

LIXIL

  • 2ヶ月で8本公開。認知度を上げるためのCM。
    • 次は「LIXILとは何か?」を説明する広告を制作する予定。
  • ビデオコンテは作らない。文字が中心。絵も使わず、A41枚ほどの企画書を提示する。
    • 「どんな気分」になるのか、「どんなセリフをしゃべらせるのか」を共有する。

STAR CHANNEL

(動画リンクなし)

  • 「音楽」と「シーン」は紐づいている。
  • 「商品」によって、自分たちの生活が「どう」変わるのかを伝えたかった。

質疑応答

  • 「男性を起用したほうが、ピエロにしやすい。女性は痛々しく見えるときがある。
  • 「作ったCMが「タレント広告」と呼ばれるかどうかは、「主人公」がいる広告を作れるかどうか。
    • 「タレントを起用しても「主人公」 がいる広告は作れる。
    • 「タレントを起用しなくても「主人公」がいる広告は作れる。
    • 「起用したタレントその人自身も新しい一面が見えてくる広告が、優れた「タレント広告」と言える。

今後CMをつくろうと思っている人に対して

  • 他人のCMに対する客観的な論評を封印し、どうすれば良い広告が作れるのか、方法を突き詰めて考えて欲しい。

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