イベントレポート「人が集まりたくなるこれからのスポーツのヒント」

本日は、あしたのコミュニティーラボが主催するイベント「人が集まりたくなるこれからのスポーツのヒント」に参加してきました。

このイベントは、スポーツの「競い合うゲーム」という点ではなく、「のびのびと身体を動かす」という点に着目し、身体を動かす事によって、様々な問題を解決したり、コミュニケーションを深める事が出来ないかといった、スポーツの新たな可能性について考える事を目的としたイベントです。

登壇者は、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科准教授で「超人スポーツ協会」という、テクノロジーや機械の力を駆使して、スポーツの新たな可能性を追求している南澤孝太さん、コピーライターでありながら、「世界ゆるスポーツ協会」という、誰でも楽しめる新たなスポーツを作る協会の代表を務める澤田智洋さん、川崎フロンターレの試合でアプリの実証実験を担当した、富士通の三宅さん、そして、今年から富士通フロンティアーズのマネージャーとして活躍されている、柏原竜二さんというメンバーです。

会場には、乗ると体重をかけた方向に進む乗り物や、ドリフト出来る車椅子、そして振動が起きないようにボールをキャッチしないと泣き出してしまう「ベビーボール」など、様々なツールが持ち込まれ、参加者も登壇者も楽しんでいました。

ツールやルールが変われば勝者も楽しめる人も変わる

今日体験したツールを使った、新たなルールで行われるスポーツは、もしかしたら既存のスポーツでは「運動オンチ」と呼ばれる人も、もしかしたら優れた才能を発揮するチャンスがあるかもしれません。それは、人間の新たな可能性を引き出すだけでなく、人を評価する基準が変わる可能性も秘めているんじゃないか。そんな事を感じました。

既に実際のスポーツでも、ルールが変わることで勝者が変わる事が起きています。スキージャンプではルールが変わり、板の長さが変わって、今までダントツのチャンピオンだった人がまるで勝てなくなるという事がありましたし、F1というスポーツは、毎年のようにルールを変えることで、競技の面白さを担保しているスポーツです。

セミナーの終盤にグループディスカッションした後に、僕に意見を求められる機会がありました。話したのは、「フェンシングの選手はジャンケンが強い」という話です。

フェンシング日本代表アナリストの千葉さんに教えて頂いたのですが、フェンシングの選手はジャンケンがめちゃくちゃ強いのだそうです。フェンシングの選手はフェンシングという競技を通じて、「駆け引き」の技術を身につけているので、「お前、絶対パー出すだろ!」といった脅しを交えて、相手の手を読んだり、自分にとって有利な手が出るように仕向けるのだそうです。だから、絶対に勝てない。千葉さんはそう語っていました。

僕の発言を受けて、柏原さんが話してくれたのは、こんな話でした。「ボルトと100mで競争したら負けるけど、少しずつ距離を伸ばしたら、自分が勝てる距離があるはずだ」と。この言葉を聞いたときは、背筋がゾワッとしました。

スポーツ「だけ」に興味を持つ人は少ない

僕は普段から「スポーツに興味をもつ人は少ない」と感じています。スポーツに興味を持ってもらうには、音楽、アニメ、アイドルといった、他の分野に興味がある人に、いかにスポーツに興味をもってもらい、触れてもらうかだと思っています。

柏原さんは「スポーツはアナログゲーム」ではないかと語ってましたが、スポーツは身体を動かすゲームであり、ルールや道具によって、多くの人に楽しめる可能性を秘めている事を改めて実感しました。

今後、こうした「スポーツの新たな可能性」を広げてくれるようなセミナーが増えて欲しいと思いますし、僕自身「スポーツの新たな可能性」を広げられるような取組を続けたいと思います。

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