「頭でっかち」にならないために。書評「脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方」

本書「脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方」は、「運動と脳」の関係に神経科学の視点から初めてしっかりとメスを入れ、運動するとなぜ学習能力が上がるのか──のみならず、ストレス、不安、うつ、ADHD、依存症、ホルモン変化、加齢といった人間の生活・人生全般に影響を及ぼすのか、運動がいかに脳を鍛え、頭の働きを取り戻し、気持ちを上げるかを解き明かした1冊です。

ストレスが溜まったら運動しよう

僕はストレスが溜まったら、お酒を飲むのではなく、運動するようにしています。金曜日の仕事終わりにフットサルをするのは何よりの楽しみだし、週末も土日のどちらかはボールを蹴っていますし、土日は雨が降っていなければ、朝に5km走っています。家に帰ってもイライラしているような日は、帰ってきてから10分ほどランニングすることもあります。

なぜそうするのかというと、身体を動かしたほうが、スッキリするからです。特にランニングをした日の朝は、頭もスッキリして、普段より前向きに物事に取り組めるような気がします。逆に、仕事が忙しくなって、睡眠時間も不足し、なかなか身体を動かす時間が取れないときは、気分が落ち込んだり、ストレスが溜まります。運動せずにストレスを紛らわせようと、ジャンクフードを食べたりするので、よりストレスが溜まる。そんな悪循環にハマってしまいそうになる時もありますが、そんなときこそ、運動するようにしています。

本書には、ストレス、不安、うつ、依存症といった症状に対して、運動がいかに効果があるのか、詳しく書かれています。読み終えて改めて、運動がいかに効果があるのか、理解することが出来ました。

子供を外で遊ばせよう

僕は、2人の子供たちにも、身体を動かして遊ぶことをすすめています。なるべくおもちゃは買わず、家で遊んでもつまらないようにしておき、出来るだけ外で身体を動かして遊ばせる。僕自身、きちんとした知識を持ち合わせているわけではありませんが、身体を動かすことは脳の発達にもよいのではないかと思い、子供に接していました。本書を読んで、自分の考えがそこまで間違っていなかったのだということが分かって、嬉しかったです。

「頭でっかち」にならないために。

「頭でっかち」という言葉があります。「知識や理論が先走って行動が伴わないこと。また、そういう人やそのさま。」という意味の言葉です。僕もそうかもしれませんが、ソーシャルメディアが発達したことで、「頭でっかち」な人の発言を、よく耳にしたり、目にするようになりました。運動すること、身体を動かすことは、頭でっかちにならないための、唯一の方法だと思いますし、頭でっかちな人を見分ける唯一の方法でもあると、僕は思います。その事を、本書は教えてくれます。

ストレスに悩む人、不安に悩む人は、一度本書を読んでみることをおすすめします。そして、読み終えたら、着替えて、外に出て、運動してみてください。ひと汗かいた時の気分が気持ちがよいものだったら、翌日も続けてみてください。身体を動かす楽しさと、効果に改めて気がつくはずです。

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