nishi19 breaking news

スポーツでもっと楽しい未来を作る

「基本」を極めると、圧倒的な強みになる。書評「ハーバード式「超」効率仕事術」

      2014/04/22

本書は、30兆円を動かす世界的資産運用会社の元会長にしてハーバード・ビジネススクールの上級講師を務めるプロフェッショナルが、自身が考える「成功の秘訣」について書いた1冊です。

書かれているのは「あたりまえのこと」

まずは、本書の目次をご覧ください。

Part1:いちばん大切な三つの考え方
第一章:目標を設定し、優先順位をつける
第二章:結果に目を向ける
第三章:雑事に手間をかけない

Part2:日々の生産性向上法
第四章:日課を守る
第五章:身軽に出張する
第六章:効率よく会議を行う

Part3:個人のスキル向上法
第七章:要領よく読む
第八章:読みやすく書く
第九章:伝わるように話す

Part4:上司と部下をマネジメントする
第十章:部下をマネジメントする
第十一章:上司をマネジメントする

Part5:実りある人生を送る
第十二章:一生を通じてキャリアの選択肢を広げ続ける
第十三章:変化を受け入れ、基本を守る
第十四章:家庭と仕事を両立させる

この目次を読んだだけだと、本書を手に取ろうという人は、あまりいないかもしれません。

なぜなら、本書に書かれていることは「あたりまえのこと」ばかりだからです。実際に、本書を読んでも書かれている内容に、目新しいものはありません。「睡眠は8時間とろう」「毎日規則正しい生活をし、運動しよう」といった情報も、今ではあらゆる自己啓発本で見かける言葉になりました。

では、この本は全く読む価値がない本なのかというと、そんなことはありません。むしろ、「あたりまえのこと」しか書かれていないからこそ、この本は読むべきだと思います。出来れば、繰り返し何度も。

読むことで理解できる「基本の大切さ」

なぜ繰り返し読むべきか。それは本書を読むことで理解できる「基本の大切さ」です。

Part1の「目標を設定し、優先順位をつける」「結果に目を向ける」「雑事に手間をかけない」という事柄は、自分自身の人生を思い通りに進めるために、重要なことだと頭の中では理解しています。どんな自己啓発本にも書いてある「基本中の基本」です。しかし、この基本中の基本を毎日、何年も続けられている人はどれくらいいるのでしょうか。

「基本中の基本」は、見た目や動作の手順は難しいものではないため、すぐに出来たと思いがちです。そして、基本が出来ると、すぐに次のステップに進もうとしがちです。しかし、基本はどんなときでも役に立ち、どんなときでも使えるから基本なのだと思います。

どんなときでも使えるように基本を磨くことで、初めて本当の実力が身につく。本書を読むことでわかるのは、そんな「あたりまえのこと」なのです。

小さいことを積み重ねるのが、
とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。
(イチロー)

この言葉を一度でも聞いたことがある人がいたら、ぜひ本書を手にとって読んでみることをおススメします。
「あたりまえのこと」を積み重ねるための方法と考え方が、わかりやすく説明されている1冊です。

関連記事

今年読んだビジネス関連本で1番。書評「小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則」
資生堂名誉会長が教えてくれる、美しく生きる知恵。書評「ぼくの複線人生」(福原義春)
権力を嫌ったロック魂にあふれた経営者。書評「清貧と復興 土光敏夫100の言葉」(出町 譲)

関連商品

 -