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スポーツでもっと楽しい未来を作る

FC今治なら実現できる「プロスポーツクラブのメディア化」

   

僕は2015年から、FC今治というクラブに注目してきました。僕がFC今治に注目しているのは、主に2つあります。

FC今治が目指すクラブの姿

1つ目は、日本サッカーの新たな型「岡田メソッド」を作ろうとしていることです。元サッカー日本代表監督の岡田武史さんをオーナーにして、元U-17サッカー日本代表監督の吉武博文さん、元サッカー日本代表のコーチや、京都サンガFCやヴァンフォーレ甲府で監督を務めた大木武さんなどが関わることで、どんな新しい物が生まれるのか楽しみにしています。

2つ目は、スポーツを通じた地方創生です。FC今治というサッカーチームを街の中心におき、試合の時にはスタジアムに人が訪れ、試合がない時でもチームの施設でスポーツを楽しむ人がいたり、下部組織の選手たちは練習に励む。スタジアムの周辺にはショッピングセンターも設け、試合観戦だけでなく、買い物も楽しむ。こうしたスポーツを通じて、地域の経済が循環する仕組みを作っていくことを、FC今治はチームを運営する理念として掲げています。

僕は、FC今治がこの2点をなし得るために、ぜひ取り組んで欲しいと思うことがあります。それは、「プロスポーツクラブのメディア化」です。

メディア化するプロスポーツクラブ

以前、「プロスポーツクラブのメディア化と日本のプロスポーツクラブの課題」記事でマンチェスター・シティの事例を紹介したのですが、マンチェスター・シティはエティハド・スタジアム内に映像の編集ルームを設置し、動画の編集もスタジアム内で出来るようにしています。チームが提供するアプリでは、試合の映像、スタッツ(シュート数、得点、パス成功率など)、選手のインタビューなどがアプリで配信され、チームの最新情報をアプリを通じて知ることが出来ます。また、Facebook,Twitter,InstagramといったSNSツールを効果的に使い、チームの情報をファンに提供しています。

リアルメディアとデジタルメディアを組み合わせてファンを増やす

プロスポーツクラブは、今後メディアのように、自社で情報を発信していかなければ、ファンの支持を集めたり、サポートを得ることは出来ないと思います。したがって、テレビ、新聞、本、アプリ、Web、SNS、YouTubeといった媒体毎に、コンテンツを最適な形で提供し続けなければなりません。従来は媒体や代理店がこの役割を担っていましたが、今後はプロスポーツクラブが自ら主体となって、コンテンツの企画、制作、配信を行っていく必要があります。

そして、配信されたコンテンツに接触したファンが、体験を味わうために訪れる「リアルメディア」が、FC今治の試合だったり、施設だったり、下部組織の活動だったり、イベントなのです。デジタルメディアで興味をもったファンを、リアルメディアに訪れてもらい、リアルメディアでFC今治のメッセージを体感したファンが、リピーターとなったり、活動に引き続き興味を持つ。この循環を創りだすのです。

FC今治は、「日本サッカーの新たな型を作る」「スポーツを通じた地方創生」という、従来の日本のスポーツクラブとは、全く違うビジョンを実現させるために活動しているクラブです。だからこそ、自らがメディアとなって、「岡田メソッドとはどんなメソッドなのか」「FC今治はどんな活動をしているのか」「FC今治があることは、今治にとってどんなメリットがあるのか」「FC今治が発展することで、今治はどのように変わるのか」といった事を、繰り返し、繰り返し発信していくべきだと思います。

外部メディアで獲得した潜在顧客をいかにファンにするか

現在は、スポーツナビの連載、スカパーの特集番組といった外部メディアを使って、サッカーファンからFC今治に興味をもってもらえるような取組をしています。この活動によって、潜在的にFC今治に興味をもっているファンは取り込めたと思いますが、もっと詳しく活動を知りたいファンに対して、FC今治自身が積極的に情報発信していくことが求められます。外部メディアの使い方はFC今治は上手いので、自分たちで情報発信していくことも、慣れてくれば出来るはずです。

可能であれば、外部から人を雇ってもいいと思います。サッカーの事に精通し、デジタルメディアを通じた情報発信を手がけてきた人材はいます。正直、僕がやってみたいです。FC今治のようなクラブが、スポーツクラブとしてのあり方を、事業面、競技面だけでなく、広報面でも変えることが出来るのではないか。僕はそんな期待をいだいています。

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