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負けられない試合に「3-4-3」を採用するのかに注目。2014年J1第4節 FC東京対川崎フロンターレ プレビュー

      2014/07/22

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2014年J1第4節、川崎フロンターレの対戦相手は、FC東京。多摩川クラシコです。開幕から両チームとも勝ち点を積み重ねる事が出来ていません。FC東京の勝ち点が2、川崎フロンターレの勝ち点が1。両チームともこの試合に勝って、浮上のきっかけを掴みたいところです。

今までとは違う「3-4-3」

この試合の注目は、川崎フロンターレが「3-4-3」のフォーメーションで試合に臨むのかです。3月20日の練習で、川崎フロンターレが「3-4-3」のフォーメーションを試したという記事をみかけました。

川崎フロンターレは、以前から広島や浦和戦で「3-4-3」を採用していましたが、今回試したフォーメーションは、「3-3-3-1」とも報道されていて、今までの「3-4-3」とは少し違います。「3-4-3」にはいくつか形があるのですが、今回の形は「アヤックス/FCバルセロナ型」の「3-4-3」のようです。(「アヤックス/FCバルセロナ型」の「3-4-3」については、以前書いた「「3-4-3」について考える。第1回:アヤックス/FCバルセロナの「3-4-3」」を読んでください。)

小林悠と大島僚太を最適なポジションで起用するための「3-4-3」

なぜ、「3-4-3」を採用するのでしょうか。

1つは、攻撃面です。「3-4-3」は「4-2-3-1」から比較すると、DFを1人減らして、中盤の選手を増やすフォーメーションです。川崎フロンターレは、リーグ戦3試合で6ゴールと攻撃は好調です。好調な攻撃を牽引しているのが、大島僚太と小林悠です。小林悠のDFの背後への抜けだしと、大島僚太のテクニックを活かしたボールキープが、大久保嘉人やレナトが調子が上がってこないにもかかわらず、得点数が落ちていない要因でした。

そこで、ACLの蔚山現代戦から小林悠をFWに、大島僚太を右MFに、中村憲剛をボランチにしてみたのですが、小林悠がFWにした試合から3試合連続ノーゴールになってしまい、思ったように効果が上がりませんでした。

小林悠が得点を取っていた時のポジションは、右FWでした。そこで、右FWに小林悠を起用し、大島僚太をボランチで起用できる形を模索した結果が、「3-4-3」ということなのだと思います。「3-4-3」だとパスコースが増えるというメリットがあるのですが、たぶんパスコースを増やそうという狙いではないと思います。

大島僚太とパウリーニョの後ろには、稲本が入ると思います。守備の時には、稲本がDFに入って「4-2-3-1」の形で守ることになると思います。意外だったのは、スタメン起用が予想されている谷口の左サイドバックです。

本来ボランチの谷口が起用される理由としては、守備ではなく攻撃のビルドアップをスムーズにしたいという狙いがあると思われます。谷口が左サイドでどこまでビルドアップが上手く出来るかはわかりませんが、守備ではなく攻撃するためにボランチの選手をDFで起用するというのは、グアルディオラもバルサの監督をやっていた時によくやってました。

チームの方向性を明確にするための「3-4-3」

もう1つは、チームの方向性を明確にするためです。公式戦4連敗中で、失点が多く、アウェー戦が続き、練習に満足に時間がとれないなかで、「3-4-3」を採用するのはリスクがあります。しかも、Jリーグ開幕戦から無失点試合はゼロ。こういう状況であれば、守備の立て直しのためのトレーニングをするのが一般的です。

ところが、風間監督は逆でした。「3-4-3」を練習し、チームにより攻撃の意識を強く持つようにトレーニングさせたのです。あくまで川崎フロンターレは、攻めて勝つ。「3-4-3」の採用は、後ろ向きになりがちなチームへの強烈なメッセージだと受け止めることも出来ます。

したがって、FC東京戦では田中裕介を左サイドバックに起用した「4-4-2」もしくは「4-2-3-1」で臨む可能性が高いと個人的には思っているのですが、もし「3-4-3」が採用されたとしたら、どういう戦いになるのか本当に楽しみです。僕は「3-4-3」に注目して、多摩川クラシコを観てみたいと思います。

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