nishi19 breaking news

スポーツでもっと楽しい未来を作る

書評「フットボールサミット第32回 川崎フロンターレ 夢の新等々力劇場」-すべてはフロンターレとつながる人々の笑顔のために-

   

川崎フロンターレほど、スタジアムに来てもらうサポーターに楽しんでもらうとしているクラブはないと思います。風間監督は常に「どう勝つか」を追求しています。勝つためには、何が必要なのか。そして、スタジアムに来てくれるサポーターが「どう勝ってくれたら嬉しいのか」、就任以降徹底的に追求し続けています。

クラブスタッフも、サポーターに「どう楽しんでもらうか」に徹底的にこだわっています。あの手この手を使って様々な企画を用意し、試合に興味がない人までも巻き込んでしまおうというパワーには、毎回驚かされます。

スタジアムに来てもらうサポーターに楽しんでもらうというクラブとしてのアイデンティティを、徹底的に追求する川崎フロンターレの現在地を、選手、監督、クラブスタッフなど様々な人の証言を元に構成したのが、本書「フットボールサミット第32回 川崎フロンターレ 夢の新等々力劇場」です。

魅せて勝つ。勝ち方を追求する

本書を読んでいると、選手、監督、クラブスタッフがみな口をそろえて、「スタジアムに来てもらうサポーターにどう楽しんでもらうか」ということについて考えていることがよく分かります。選手、監督は、「今のサッカーでどうやって勝つか」を追求しています。それは、現在の「魅せて勝つ」スタイルでタイトルが獲れれば、それが川崎フロンターレのスタイルとして定着し、結果的に多くのサポーターやサッカーファンに支持されるからと考えているからです。

2013年の第34節の横浜F・マリノス戦のレナトの決勝ゴールを生み出したパスを何本もつないでの高速カウンター、2014年第5節の名古屋グランパス戦のフィールドプレーヤー10人でパスをつないで挙げた1000ゴール目など、他のクラブでは真似できない攻撃を観たいから足を運ぶ観客も増えてきました。対戦相手が研究を重ね、チームとして上手くいかないなかでも、どうやってこのサッカーを実現させて、勝利していくか。それが、川崎フロンターレの大きなテーマです。

<スタジアムに来てもらうサポーターにどう楽しんでもらうか/h2>
一方、クラブスタッフは、試合の勝敗に関係なくスタジアムに足を運んでもらうために、様々な工夫をこらしています。川崎フロンターレの企画がありがたいのは、子供を連れて行きやすいことです。子供が楽しめる企画が必ず入っているので、子供がいる僕のような人にとって、子供と一緒にスタジアムに来るきっかけになるので、来場しやすいのです。今では子供はすっかり川崎フロンターレのファンになり、ユニフォームが欲しいというようになりました。父親としては財布が痛みますが、悪い気はしません。

川崎フロンターレの企画は、サッカーファンだけでなく、サッカーに興味がない潜在層にもどうやったらサッカーに興味をもってもらえるか、徹底的に考えられています。これは、監督、選手が「どう勝つか」を追求するのと同じで、クラブスタッフも「どう楽しんでもらうか」を追求しているからなのだと思います。

川崎フロンターレとつながる人々を笑顔にしたい

なぜ、川崎フロンターレは「どう勝つか」「どう楽しんでもらうか」をチーム一体となって追求出来ているのか。そこに、このチームの魅力が隠させれていると思います。そして、一貫したチームの考え方はサポーターにも伝わっていることが、本書を読んでいるとよく分かります。

川崎フロンターレが目指すもの、それは「川崎フロンターレとつながる人々を笑顔にしたい」という事なのだと思います。笑顔にしたいから、観ていて凄いと思ってもらえるプレーがしたい、凄いゴールを上げたい。笑顔にしたいから、徹底的に大人も子供も楽しめる企画を考える。これが、原動力なのだと思います。

川崎フロンターレのサポーターの人はもちろん、川崎フロンターレの取り組みやサッカーに興味がある人、あるいはファン・サポーターといかに良好な関係を築いていくべきか考えている人、チームマネジメントに悩んでいる人にも、おすすめの1冊です。引き続き、気になった点はブログでも補足していきます。ご期待ください。

おすすめ商品

 - , , , ,