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自分のことは自分で。書評「時代を生きる力」(高城剛)

   

時代を生きる力

本書は高城剛が東日本大震災後の日本のエネルギー問題、マスメディア、政治、ライフスタイルに関して、自身の考え方をまとめた書籍です。本書で特に重点的に語られているのは、震災で明らかになった「日本という国の問題点」と、問題点を踏まえて「個人個人がどう生きていくべきなのか」という2点です。

日本という国の根本的な問題点”日本的システム”とは?

本書では、日本という国の根本的な問題点を「日本的システム」にあると説明しています。本書では「日本的システム」とは何かということを、3点にまとめて説明しています。

  1. 縦割りの組織制度
  2. 目先のリスクを回避する
  3. 出る杭は打たれ、皆で杭が出ないか監視する。

こういったシステムが機能すると、どうなるのか。端的に説明すると、「何もしなければしないだけ出世し、儲かる仕組み」になっているのです。このシステムは、問題が起きたら誰も責任を取らないシステムになっているので、問題がどんどん大きく膨れ上がってしまいます。現代の日本はこの日本的システムによって、問題が大きく膨れ上がった状態だと、著者は説明しています。

※この”日本的システム”については、佐々木俊尚さんの「当事者の時代」という書籍が詳しく説明しています。よろしければ、書評を書いていますので、併せて御覧ください。

「みんな」ではなく「当事者」の時代。書評「当事者の時代」(佐々木俊尚)

“日本的システム”にとらわれず、自分の人生の責任は自分でとる

では、日本人が自ら生み出した「日本的システム」の問題点を踏まえて、今後個人個人がどう生きていくべきなのか。著者はそのヒントとして「徹底的に自己と向き合うこと。」の重要性を語っています。改めて、「自分が何をするべきなのか。」「本当に大切なモノは何か。」「自分とは何か。」考えた上で、必要な変化と徹底的に向き合い、他人とつながるより、まず自分とつながった上で「楽しく生きる!」事の必要性を語っています。

最近様々な書籍を読んでいると、既にわかっている方は本書に書かれている問題点に気づき、様々な行動を起こしています。ただし、注意しなければならないのは、行動を起こしていても、「日本的システム」の枠組みの中で行動している人もいる事を、僕ら自身で判断しなければならないことです。また、「日本的システム」の枠組みは超えていても、生活していく上でのルールが守れていない人もいるのかもしれません。それも、僕ら自身が判断しなければなりません。

本書に書かれていること、それは「自分の人生の責任は、自分でとる」という当たり前のことです。
本書には、「こうすればうまくいく!」という”方法論”は一切書かれていません。
しかし、これからの時代に最も必要とする”原則”が書かれた一冊です。

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