川崎フロンターレの2014年シーズンでポイントになった5試合(+2試合)

2014年のJリーグが終了して、早1週間。今シーズンの川崎フロンターレの戦いを振り返ってみると、シーズンの流れを決めた試合があったと感じています。そこで、僕なりに、今シーズンのポイントになったと思われる5試合(+2試合)を取り上げてみました。

第4節:FC東京戦

開幕から試行錯誤を続けていたチームが、ようやく4-0という結果を出した試合。左サイドバックに谷口、ボランチに大島と中村、右サイドハーフに森谷、2トップに大久保と小林、という今シーズン前半戦の基本形を見出すことが出来た試合でもありました。

負けられない試合に「3-4-3」を採用するのかに注目。2014年J1第4節 FC東京対川崎フロンターレ プレビュー
完勝。2014年J1第4節 FC東京対川崎フロンターレ レビュー

第5節:名古屋グランパス戦

大久保が決めたゴール、川崎フロンターレ1000ゴール目の記念ゴールは、僕の中で今シーズンベストゴールです。フィールドプレイヤー10人が30本ものパスをつないだだけでなく、大島が小林に縦パスを入れたところから、観客がゴールへの期待感で立ち上がり始め、大久保がゴールを決めた時に、爆発したように盛り上がった等々力のことは、忘れられません。

Winning team never change。2014年J1第5節 川崎フロンターレ対名古屋グランパス プレビュー
中村憲剛と大島僚太のダブルボランチ。2014年J1第5節 川崎フロンターレ対名古屋グランパス レビュー

第12節:鹿島アントラーズ戦

今シーズンのベストゲームを選べと言われたら、この試合を選びます。開始3分で先制ゴールを挙げ、追いつかれながらも、後半12分に勝ち越しゴール。攻めこんできた相手の力を利用して、カウンターからダメ押しの2得点。FCソウル戦から中2日でむかえた試合で、試合の流れを読んで、勝つために何をすべきか、一人ひとりがきちんと実践できた試合だと思います。

簡単な鹿島アントラーズの傾向と分析。2014年J1第12節 川崎フロンターレ対鹿島アントラーズ プレビュー
試合の流れとチームとしての一体感。2014年J1第12節 川崎フロンターレ対鹿島アントラーズ レビュー

第20節:セレッソ大阪戦

今シーズンの分岐点になっていると思っているのが、この試合。前半4-1とリードを奪いながら、後半3失点。5-4で勝利したものの、後味の悪い試合となりました。前節の浦和レッズ戦から採用した3-4-3のフォーメーションが機能し、パスが思い通りにつながった前半の攻撃は、今シーズン最高の出来だったと思います。ただ、この試合の前半が上手くいきすぎたことで、必要な動きが減り、コンディションの低下も重なり、思うように勝てなくなっていったと、僕は考えています。そういう意味では、今シーズンの分岐点といえる試合だと思います。

3-4-3が機能するかに注目しよう。2014年J1第20節 川崎フロンターレ対セレッソ大阪 プレビュー
勝つときは汚く、負けるときはきれいに。クライフイズムを感じた川崎フロンターレの「3-4-3」。2014年J1第20節 川崎フロンターレ対セレッソ大阪 レビュー

第28節:ガンバ大阪戦

ガンバ大阪が三冠を達成した今だからこそ、今シーズンのJリーグの流れを決めたのは、10月のガンバ大阪3連戦だったと言えると思います。ここで、リーグ戦も勝ち、ナビスコカップにも勝ったガンバ大阪は、三冠を勝ち取ることが出来ました。一方、敗れた川崎フロンターレは、タイトルを勝ち取ることは出来ませんでした。両チームの明暗を分けたのは、何か。僕は、選手、スタッフ、監督、コンディション、全て含めて、チーム力の差だと思いました。

ゴール前で緻密なプレーがきちんと出来るか。2014年J1第28節 ガンバ大阪対川崎フロンターレ プレビュー
3連戦で暴かれたチーム力の差。2014年J1第28節 ガンバ大阪対川崎フロンターレ レビュー

おまけ。第33節:サンフレッチェ広島戦&第34節:ヴィッセル神戸戦

今シーズンのポイントになった試合というよりは、来シーズンの川崎フロンターレを予想する上で、第33節:サンフレッチェ広島戦と第34節のヴィッセル神戸戦は重要な試合だったと思います。

3-5-2の採用、車屋、谷口、武岡の3人で構成した3バック、守備は5-3-2で攻撃は3-3-3-1という可変フォーメーション、そして、中村憲剛を欠いて臨んだ試合。様々な意味で、来シーズンの川崎フロンターレが目指すサッカーを垣間見れた2試合でした。この2試合から見えてきた来シーズンの川崎フロンターレについては、別の機会に詳しく書きたいと思います。

チームに必要なベテランの力。2014年J1第33節 川崎フロンターレ対サンフレッチェ広島 プレビュー
プロフェッショナルたちの孤独なレースは続いてく。2014年J1第33節 川崎フロンターレ対サンフレッチェ広島 レビュー
新しいシステムの狙い。2014年J1第34節 川崎フロンターレ対ヴィッセル神戸 レビュー
西部のプレースタイルの変化。大島と谷口のリーダーシップ。2014年J1第34節 川崎フロンターレ対ヴィッセル神戸 レビュー

こうやってシーズンを振り返ってみると、非常に内容の濃い、充実したシーズンだったと思います。シーズン終盤までタイトル獲得の可能性を残し、タイトルの可能性が無くなっても、新たなサッカーにチャレンジする。僕自身、1年間楽しませてもらいました。

来シーズンも、他のどのチームでも出来ない攻撃的なサッカーが見られることを、楽しみにしたいと思います。

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