2017年シーズンの川崎フロンターレで、新戦力より森谷賢太郎に注目する理由

僕が2017年シーズンの川崎フロンターレを追いかけるにあたって、noteで「川崎フロンターレは37歳になった中村憲剛とどう向き合うのか」というテーマを挙げました。詳しくはnoteに書いた記事を読んで頂きたいのですが、新しいシーズンが始まる前は、サポーターはワクワクし、大きな期待を抱いています。

特に新しい監督、新しいスタッフ、新しい選手が加入したら、期待してしまうのは当然です。でも、僕が新しいシーズンが始まる前に注目するのは、こうした新しい人財ではなく、以前からチームに所属している選手です。特に、監督やスタッフが変わることで、影響を受けるであろう選手です。

僕は2017年の川崎フロンターレを追いかける上で、以前から川崎フロンターレに所属している中堅、ベテラン選手に注目したいと思っています。中村憲剛については前述しましたが、レギュラーとして今のところ名前が挙がっていない、井川、田坂、登里といった、在籍年数が長い「おなじみの」選手に特に注目したいと思っています。

僕が森谷賢太郎に注目する理由

僕が注目しているのは、森谷です。森谷は今年で28歳。2013年に川崎フロンターレに加入し、今シーズンで5年目のシーズンを迎えます。毎年リーグ戦、カップ戦あわせて30試合前後に出場し、サポーターにも人気がある選手です。しかし、毎年森谷はシーズン前のタイミングでは、レギュラーとして名前が挙がりません。森谷がプレーするMFは、毎年のように新戦力を獲得し、シーズン前は新戦力が試されます。しかし、シーズンが始まってみると、新戦力として獲得した選手は、怪我をしたり、思うようにチームにフィットしなかったり、予定通りには上手く機能しない事があります。そんな時、チームを救うのが、「おなじみの」中堅・ベテラン選手であり、森谷はそんな選手です。

僕が森谷に注目する理由は、監督が変わったからです。風間監督は、森谷のプレースタイルをよく理解した上で、森谷の強みである「出して、受ける」動きが活きるポジションで起用してくれました。また、風間監督が志向するサッカーは、森谷の強みである「出して、受ける」動きが活きるサッカーでもありました。

しかし、2017年シーズンから監督が鬼木監督に代わりました。プレースタイルをよく理解してくれていた監督が去り、森谷への評価がどう変わるのか、僕はそこに注目しています。なぜなら、このポイントに注目していけば、まだイマイチ見えてこない鬼木監督のチーム作りを読み解けるんじゃないかと思っているからです。そして、監督が代わった事によって、最も影響を受ける選手は誰かと考えると、僕は森谷だと思うのです。

僕は森谷と監督の関係を気にするのは、横浜F・マリノス時代の森谷のプレーを観ているからです。たまたま僕は、森谷が出場していた横浜F・マリノスの試合を観たことがあります。僕は、森谷のプレーを観て衝撃を受けました。なぜなら、他の日本人選手とくらべても、「出して、受ける」動きが早く、正確だったからです。「こんな選手がいるのか」と僕は驚きました。

しかし、森谷のプレースタイルは、横浜F・マリノスでは全く活かされませんでした。横浜F・マリノスには、中村俊輔という選手がいました。森谷がボールを中村に渡しても、森谷が受けたい場所に中村がパスを返す事はほとんどありませんでした。中村はボールをキープし、空いている逆サイドの選手にパス。森谷の「出して、受ける」動きが無駄になってしまう場面を何度もみました。中村のキックは正確なので、何度もチャンスを作っているのですが、僕は「もったいないなぁ。移籍すればいいのに」と思って観ていました。もし、川崎フロンターレに森谷が移籍していなかったら、森谷の現役生活は違っていたかもしれません。

チームを支えるのは、「おなじみの」選手

サポーターは、在籍年数が長い選手より、どうしても新戦力や若い伸び盛りの選手に注目しがちだし、期待しがちです。しかし、チームが苦しくなった時、チームを救ってくれるのは、在籍年数が長い「おなじみの」選手です。こうした選手の活躍で勝ち点を獲得していかなければ、長いシーズンを戦っていくことは出来ません。

森谷のプレースタイルは、監督によって評価が分かれます。横浜F・マリノス時代の森谷の扱いを知るからこそ、僕は森谷が2017年シーズンを通じて、どう起用されるかに注目したいと思います。

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