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2016年J1セカンドステージ第3節 川崎フロンターレ対アルビレックス新潟 プレビュー「最後の仕上げを誰がやるのか」

   

2016年Jリーグセカンドステージ第3節、川崎フロンターレの対戦相手はアルビレックス新潟です。

得点に直結する仕事を担っていた中村

この試合で注目したいのは、「最後の仕上げを誰がやるのか」です。

前節の名古屋グランパス戦で、中村が負傷交代。この試合は欠場します。中村は直近の3試合では左サイドで起用されていました。左サイドで起用されていた理由は色々ありますが、左サイドで起用されたことで、中村は得点を奪うための「最後の仕上げ」に専念出来るようになりました。攻撃のテンポやボールを敵陣まで運ぶ役割は、大島やエドゥアルド・ネットが担っています。時に中村は、攻撃において、得点を奪うこと以外のプレーを担わなければならない試合がありましたが、そんな事をする必要はなくなりました。

ファーストステージ第17節の大宮アルディージャ戦で1得点1アシスト、セカンドステージ第1節のベガルタ仙台戦で1アシスト、そしてセカンドステージ第2節の名古屋グランパス戦で1得点1アシストと、中村が「最後の仕上げ」に専念できたことによって、チームの得点数が増えていること、そして中村がいかに得点に直結する仕事をしていたかがよく分かります。

中村と同じ事が出来る選手は、いません。チーム復帰当初の田坂だったら同じことが出来ると思いますが、2016年シーズンの田坂は、2015年シーズンと同じパフォーマンスを披露出来ていません。登里はボールを受けるのは上手い選手ですが、「最後の仕上げ」が上手い選手ではありません。三好は一番可能性がありますが、90分通してよいプレーが出来るかどうかは未知数です。中野は出来れば切り札として、ベンチに残しておきたい選手です。

この試合は、相手がどうやって守ろうとも、ある程度は川崎フロンターレがボールを保持し、攻撃する時間が長くなると思います。ただ、中村がいないため、得点を奪う1つ前のプレー、つまり「最後の仕上げ」のプレーの質が低く、相手の守備を崩せない。そんな展開も予想されます。

「最後の仕上げ」で必要なのは、「正確にプレーすること」と、「相手の意表をつくアイディア」です。中村の代わりに誰がこの2点をプレーで表現するのか、注目したいと思います。

選手のコメントから読み取れる変化

最近、選手たちのコメントを読んでいると、1人1人が「どうやったら勝てるか」「自分が何をやれば勝てるのか」把握して、プレーしていることがよく分かります。特に、小林、大島、車屋といった選手は、自分自身のプレーについてコメントしつつも、チーム全体の事をきちんと把握し、「自分がチームを引っ張っていく」という自覚が、コメントから読み取れるようになりました。(谷口はまだまだ自分の事で精一杯のように思えます。)したがって、今までは大久保や中村といった選手が背負っていた、「俺がやらなければ勝てない」という責任を引き受けられる選手が、チーム内で増えてきていると感じます。

ファーストステージにアルビレックス新潟戦を戦った時は、ナビスコカップのサガン鳥栖戦から中2日、しかもアウェーからアウェーへの移動という不利な日程、そして中村と大久保が怪我をかかえていたこともあり、低調な出来に終わりました。この試合も中3日、しかも仙台〜陸前高田〜名古屋と移動が続いた後の中3日なので、コンディションが万全で迎えられる試合とは思えません。簡単に勝てる試合にはならないと思います。

しかし、コンディション万全で迎えられない試合、長年チームを支えていた中村がいない試合できっちり勝てなければ、タイトルを獲得することなど出来ません。チームがキツイ時ほど、「どう勝つか」が問われます。川崎フロンターレは、こういう試合をきちっと勝つために、「どう勝つか」を試行錯誤し、積み上げてきたチームです。どんな試合になるのか、楽しみです。

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