nishi19 breaking news

スポーツでもっと楽しい未来を作る

第96回天皇杯準決勝 川崎フロンターレ対大宮アルディージャ プレビュー「Focus on now.Make the right play」

      2016/12/30

第96回天皇杯準決勝、川崎フロンターレの対戦相手は大宮アルディージャです。

今に集中しろ。正しいプレーをするんだ。

昨日、「熱血解剖!Bリーグ 」という番組が放送されていました。番組の中で、10月23日(日)に行われた栃木ブレックス対アルバルク東京の試合を、両チームのヘッドコーチ、選手が振り返るという企画が放送されました。(素晴らしい試合でした。)この企画の中で、アルバルク東京の伊藤ヘッドコーチが語っていた言葉が印象に残ったので、紹介したいと思います。

栃木ブレックス対アルバルク東京の試合は、前半は栃木ブレックスのペースで進みました。特に栃木ブレックスの守備にアルバルク東京の攻撃が機能せず、49-35で前半を終えます。ハーフタイムにロッカールームに戻ってきた選手に対して、伊藤ヘッドコーチは、こんな言葉をかけました。


Focus on now.Make the right play
(今に集中しろ。正しいプレーをするんだ。)

伊藤ヘッドコーチによると、前半は選手たちが選択したプレーのミスといった結果にとらわれてしまい、結果につながるプロセスに集中できていなかったというのです。そこで、結果にとらわれず、一つ一つ最も確率の高い、最も効果的なプレーを選択させるためにかけた言葉が、この言葉だというわけです。アルバルク東京は後半から素晴らしいプレーを披露し、第4Q残り10秒で逆転。14点差をひっくり返して、逆転勝ちをおさめました。

「正確にプレーする」「確実にプレーする」意味を取り違えた時期があった

風間監督は、攻撃に対する指示で「正確にプレーすることがスピードを生む」「確実に出来るプレーを選択しろ」という言葉を話すことがあります。正確なプレーをミスなく続けていれば、自ずと相手の守備は崩れるはずだ。そんな考えがあるからです。もちろん、前提として相手を崩すために必要な動き方、パスの出し方、受け方、ボールの運び方は練習の中で繰り返し教えているから言える言葉でもあります。

ところが、川崎フロンターレのサッカーは2016年のセカンドステージが進むにつれて、徐々に「正確にプレーする」「確実にプレーする」という言葉の解釈を間違えたようなプレーがみられるようになります。正確に、ミスなくプレーするために、ミスが起こらない場所でプレーする事、ミスが起こらないプレーを選択する選手が増えたのです。その結果、川崎フロンターレが相手に脅威を与えていた部分がなくなってしまい、相手にとっては戦いやすいチームになってしまいました。分かりやすい事象としては、縦方向へのパスが減り、ボールがなかなか敵陣に運ばれないため、相手の守備を崩せない。そして、大久保が怒る。そんな場面が何度も観られました。

しかし、セカンドステージ第17節のガンバ大阪戦、天皇杯の浦和レッズ戦、FC東京戦と、少しずつ内容が改善されてきています。縦方向にボールを運び、「受ける」「外す」「運ぶ」「止める」という動きを駆使して、相手の守備を崩す。観ていてワクワクする川崎フロンターレらしいサッカーが少しずつ戻ってきています。それは、日々の練習を通じて、「正確にプレーする」「確実にプレーする」という意味を改めて理解し、プレーで表現し、修正出来ているからだと思います。

自分たちがどう戦うか。正しいプレーをすることに集中しよう

大宮アルディージャは守備がよいチームですし、川崎フロンターレの弱点である右サイドには泉澤というドリブラーがいます。簡単な相手ではありません。しかし、川崎フロンターレが注力すべきは相手ではありません。「自分たちがどう戦うか」であり、「正しいプレーをする」事なのです。まさに、「Focus on now.Make the right play」なのです。

「Focus on now.Make the right play」。これが90分間実践できるか注目したいと思います。

おすすめ

 - , , , ,