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2015年J1セカンドステージ第8節 湘南ベルマーレ対川崎フロンターレ レビュー「ボールを運ぶ人がいない」

   

2015年Jリーグセカンドステージ第8節、川崎フロンターレの対湘南ベルマーレは1-2で湘南ベルマーレが勝ちました。リーグ再開後、1分け2敗と勝利から遠ざかっています。リーグ再開後の得点数は、わずか1点のみ。勝利から遠ざかっている要因は、ゴールが奪えていない。この点に尽きます。

大きい田坂の離脱

セカンドステージ第1節のFC東京戦後、レナトの移籍が発表されました。移籍直後のサガン鳥栖戦と柏レイソル戦の2試合では1ゴールのみで、レナト移籍の影響があったことは否めません。

しかし、その後清水エスパルス戦と松本山雅FC戦では3ゴールずつを挙げ、レナト移籍の影響を払拭することに成功したようにみえました。その要因は、セカンドステージから加入した田坂です。

田坂はレナトとはタイプは違いますが、周囲と連動して崩す動きと、正確な技術で、直ぐにチームに貢献してみせました。セカンドステージ再開後も、今まで通り自信をもって戦える。そう思っていたサポーターの方も多かったと思います。

ところが、田坂が中断中の練習で肉離れで離脱し、少しづつ歯車が狂いだします。田坂の代役として、新加入のアルトゥール・マイアを先発起用しました。ボールを扱う技術は高い選手だと思いますが、川崎フロンターレのサッカーに慣れるには時間がかかりそうで、即戦力となるのは、難しそうです。

アルトゥール・マイアがフィットしないと判断したチームは、ヴィッセル神戸戦、湘南ベルマーレ戦で森谷を先発で起用しましたが、田坂のようにドリブルでボールを運べるタイプではないので、狂った歯車を元に戻すことが出来ませんでした。

ボールを運ぶ選手の不在

なぜ、レナトや田坂のような選手がいないと、ゴールが奪えないのか。それは、ボールを相手ゴール前に運ぶのが、遅くなるからです。ドリブルでボールを運べる選手がいないと、どうしてもパスをつないでボールを運ぶしか選択肢がありません。

今の川崎フロンターレは、「出して、受ける」プレーを連続して、相手のマークを一つ一つ剥がして、ボールを相手に運んでいます。丁寧にプレーするのは悪くないのですが、その分時間がかかってしまっています。時間がかかってしまうと、相手も守備を整える時間が出来てしまうので、なかなか崩して得点を奪うことが出来ないのです。

そして、ゴール前こそ丁寧に緻密にプレーするのが、川崎フロンターレのサッカーです。ところが、ボールを相手ゴール前に運ぶために、丁寧に、緻密にプレーしているため、ゴール前で緻密にプレーすることが出来ないのだと、僕は考えています。

期待したい中野嘉大

では、どうすればよいのか。田坂が復帰するのが最善の解決策ですが、次節は現在起用できる選手たちで解決するしかありません。期待したいのは、この試合でプロデビューした中野嘉大です。ドリブルでボールを運ぶ動き、相手のDFラインの前でボールを受けようとするポジショニング、そしてペナルティエリア付近で相手をかわすドリブルは、今後に期待をもたせるプレーでした。

中野は90分コンスタントにプレーするのは、まだ難しいかもしれません。しかし、途中出場で試合の流れを変えることが出来る選手がいなかった川崎フロンターレにとって、中野の台頭は心強いです。疲れた相手に対して、中野を投入し、攻撃をスピードアップさせ、ゴールを奪う。そんな展開を期待したいと思います。

次節の鹿島アントラーズは、5連勝中。簡単な相手ではありません。勝つとしても、1点差での勝利といった、ギリギリの試合になるはずです。次節までにチームがどんな準備をして、どんな試合をするのか。注目したいと思います。

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