nishi19 breaking news

スポーツでもっと楽しい未来を作る

ゲームをどうやってコントロールするか課題が残った試合。2014年Jリーグナビスコカップ準々決勝2st leg 川崎フロンターレ対セレッソ大阪 レビュー

      2014/09/30

2014年Jリーグナビスコカップ準々決勝2st leg、川崎フロンターレ対セレッソ大阪の試合は、3-2でセレッソ大阪の勝利。2戦合計のスコアは5-4で、川崎フロンターレが準決勝進出を決めました。

セレッソ大阪の川崎フロンターレ対策

今シーズン4回目の対戦ということで、セレッソ大阪は綿密な対策をたててきました。特に、川崎フロンターレの攻撃のキーマンである、大島のところでボールを奪うために、大島には長谷川アーリアジャスールがマンマーク気味で貼り付きます。

大島は、相手がボールを奪おうと距離を縮めてくると、左右にターンして、マークをかわそうとするのですが、そこをセレッソ大阪は狙っていました。ターンをしたところで、永井がすかさず背後からボールを奪いにいき、何度かボールを奪うことに成功していました。

また、セレッソ大阪は、今まで後半に入って運動量が落ちる傾向にありました。そこで、前半は抑え気味でスタートして、後半に攻撃的な選手を次々と投入して、得点を奪う戦略でゲームに臨みました。特に、左サイドに丸橋と吉野を投入した後は、サイドに起点を作った後、クロスは全てファーサイドを狙い、ヘディングがあまり強くない小宮山のところで競り勝とうという意図を感じました。

ペッツァイオリ監督が解任されるというニュースを何度か耳にしますが、チームの現状をわかった上で、対策を立て、トレーニングしたことを試合で実践させるといった監督としての能力は、非常に高い人物だと感じます。後任を選ぼうにも、日本人の監督で同じような仕事が出来る監督は、あまりいないと思います。ぜひ、リーグ戦で良い結果を残して、監督を続けて欲しいと思います。

0-0でよかった試合

川崎フロンターレにとって、課題が残るゲームとなってしまいました。90分とおして決定機は幾つもありましたが、決める事ができず、逆にセレッソ大阪の攻撃をまともに受け3失点。少くとも中村憲剛を投入しない展開にしたかったところですが、それも叶いませんでした。

この試合目についた課題は、状況を考えた上での試合運びです。この試合は、アウェーでのアドバンテージがあるので、0-0でもよいゲームでした。したがって、無理をしてサイドバックもボランチもあまり上がらず、0点で抑えることを最優先してゲームを運べば良かったのです。

ところが、この試合も序盤から普段通りにボールをつなぎ、相手が待つところに攻め込んでしまいます。普段通りに攻めて消耗したのは、川崎フロンターレの方でした。得点をとれば優位に試合を進めることが出来ますが、この試合は失点をしないことによって、ゲームをコントロールすることを優先すべき試合でした。

存在感をみせた3人のベテラン

ただ、ゲームをコントロールするという点で、大久保、中村、ジェシの3人は、落ち着いたプレーを披露してくれました。

大久保は、何度も中盤に下りて、ボールを受け、早くなりがちな攻撃のテンポを調整し、守備でも危ない場面で何度も効果的なディフェンスをみせました。大久保に代わって入った中村は、浮足立つチームを落ち着かせるために、冷静な顔でプレー。ボールを受けては、効果的な場所にパス。そして、その動作を繰り返すことで、チームを落ち着かせました。

そして、ジェシ。ここ数試合はよいパフォーマンスが見せられていませんでしたが、この試合では、彼のシュートブロックの上手さがチームを救いました。特に、南野の決定的なシュートをブロックしたシーンは、危ない場面を察知し、きちんとディフェンスするジェシらしさプレーでした。

良い内容ではありませんでしたが、準決勝に勝ち上がることが出来ました。
1週間後のリーグ戦では、今日出てきた課題を改善させ、チーム力を高めて欲しいと思います。

関連商品

 -