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勝ち点2を失った試合と持ち味を発揮したパウリーニョ。2014年J1第24節 川崎フロンターレ対FC東京 レビュー

      2014/09/30

2014年J1第24節、川崎フロンターレ対FC東京は0-0の引き分け。浦和レッズとの勝ち点差が6に広がってしまいました。正直、勝ち点2を取りこぼしたゲームだと思います。

FC東京を崩すポイントとして、レビュー記事に「背中を取る動き」「サイドチェンジ」という2点を挙げました。振り返ると、出来ているところと、出来ていない部分があった試合だったと思います。

動き出しの遅さが相手を崩しきれなかった要因

「背中を取る動き」についてですが、FC東京の守備のポジション修正が上手くて、なかなか出来ていませんでした。小林が背中を取ったのが、オフサイドになってしまったシュートしかなかったのが、その象徴だと思います。背中を取るには、横パスをつないで、相手のDFを動かすことが必要なのですが、特に前半は相手のプレッシャーを受けてしまい、相手を動かすことが出来ませんでした。

「サイドチェンジ」も出来てはいたのですが、パススピードが弱く、相手を動かしきれていないと感じました、パススピードが上がらない要因としては、FWの動き出し(特にアンビョンジュン)が遅かったことも要因の一つです。風間監督のサッカーは、まずはゴールにつながるプレーを最優先します。ただ、パスが出来る時にFWが動いてなかったり、タイミングが遅かったりすると、テンポが微妙にずれてしまいます。中盤のパス回しは後半から修正出来ましたが、ゴール前で相手を崩す時のテンポは、最後までよくありませんでした。

ようやく持ち味を発揮したパウリーニョ

この試合素晴らしかったのは、パウリーニョです。特に素晴らしかったのは、パス回しです。いままでのパウリーニョは、なかなか中央に短いパスをつなぐことが出来ず、川崎フロンターレ独特のテンポに入っていくことが出来なかったのですが、この日は違いました。

いままで、中央の密集を怖がって、サイドのスペースにパスを出したり、強引にシュートを撃ったりしていましたが、この日は、短いパスを谷口や中村と交換し、中央の密集でも勇気を持ってパスを回すことが出来ていました。ボールを奪う技術、ミドルシュートの精度と強さは、他の選手にはない彼の武器です。この日のプレーが出来れば、今後も試合で使われることが増えると思います。

疑問が残った選手交代

この試合で気になったのは、76分のアンビョンジュンと金久保との交代です。この交代の直前にFC東京はフォーメーションを4-4-2に変更。スピードが上がってきた川崎フロンターレのパス回しに対向すること、左サイドのレナトと登里を止めるため、中盤を4人にし、右サイドに米本を移し、スペースを埋めてきました。そこで、ボールを受ける動きに長けた金久保を入れて、相手を崩そうとしたのですが、逆に攻撃の停滞を招いてしまいました。

攻撃が停滞していた要因は、2つあります。1つ目は、レナトが徳永と米本のマークを嫌がって、右サイドに移ったことです。このポジションチェンジは、レナト個人の判断だったようですが、後半12分に登里が投入されてからは、左サイドからの崩しがスムーズになったので、勿体無いポジションチェンジだったと思います。

2つ目は、個人的な意見ですが、1トップを替えるなら森島の方が良かったと思いました。アンビョンジュンは抑えられていましたが、中央で身体を張ることで、相手のマークをひきつける役割はこなしていました。小林の背後を取る動きで中央を崩したかったという意図はわかりますが、小林しか中央にいないので、相手がかえって守りやすくなってしまいましたし、小林がポストプレーもこなさなければならなくなり、却って攻撃が停滞してしまいました。

正直、あとひと押しでゴールが奪えるところまで押し込めていたので、勿体無い交代だったと思います。得点を奪いにいくときの交代選手が足りないというチームの問題が、勝ち点2を失う要因になってしまいました。あの局面で交代選手として選択されなかった森島は悔しかったでしょうが、この悔しさをバネにして、風間監督を見返すようなプレーをして欲しいと思います。

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