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2016年J1セカンドステージ第13節 川崎フロンターレ対横浜F・マリノス プレビュー「横浜F・マリノスの守備をいかに攻略するか」

   

2016年Jリーグセカンドステージ第13節、川崎フロンターレの対戦相手は横浜F・マリノスです。

横浜F・マリノスが仕掛けてくる守備

この試合で注目したいポイントは、横浜F・マリノスの守備です。横浜F・マリノスが2015年セカンドステージで川崎フロンターレに1-0で勝ったとき、こんな守備をしてきました。当時書いたブログを再掲載したいと思います。

横浜F・マリノスは守備の時、4-4-2というフォーメーションで守っています。普通は「2」のポジションを務める伊藤と中村は、他のチームだとDF3人に対してマークにつくのですが、横浜F・マリノスの「2」のポジションは、ボランチの中村と大島の前に、ポジションをとりました。

各チームが最も警戒する中村と大島に対しては、FWの伊藤と中村の2人と、ボランチの喜田と三門の2人の2段構えで守ります。サイドハーフを務める斎藤とアデミウソンは、それぞれ川崎フロンターレの小宮山と中野の間、武岡とエウシーニョの間にポジションをとります。こうなると谷口がフリーでボールを持てます。谷口がボールを持てると、普段はボールをそれなりにつなげるはずなのですが、横浜F・マリノスは、もう一つ仕掛けを用意していました。

FWの伊藤と中村の距離をDFとの縦の距離を短くし、縦方向のパスが出来ないように、パスコースを消していました。これによって、谷口はボールを持っても出す場所がありません。川崎フロンターレは、横方向にパスをつなぎながら、縦方向に早いパスを通して、攻撃を仕掛けていくのですが、横浜F・マリノスの守備によって、なかなか攻撃を仕掛けていくきっかけをつかめませんでした。仕方なく、相手DFラインの背後に浮き球のパスを出すのですが、浮き球のパスは、横浜F・マリノスのセンターバックである中澤とファビオに止められてしまいました。

2015年J1セカンドステージ第15節 川崎フロンターレ対横浜F・マリノス レビュー」より

そして、横浜F・マリノスはボールを奪ったら、徹底的に川崎フロンターレの3人のDFの背後にボールを蹴ってきました。川崎フロンターレがDF3人で守るとき、左右の2人は攻撃に参加しようと、高いポジションをとります。したがって、ボールを奪われた瞬間は、守備の人数が少ないため、相手にボールを運ばれやすく、せっかく相手を押しこんでいても、一旦下がらざるを得ません。これが地味に効きました。

横浜F・マリノスは、斎藤とマルティノスという両サイドにボールを運ぶ能力に長けた選手がいるので、この2人を空いている場所に走らせ、ボールを受けさせ、川崎フロンターレの守備を崩すだけでなく、攻撃を開始する位置を下げようとしてくるはずです。また、FWに伊藤を起用するなら、伊藤もサイドに動かしてボールを受けさせて、川崎フロンターレの3人のDFと両サイドのMFの間を狙ってくるはずです。中央に位置するエドゥアルドのポジションを動かそうとしてくるはずです。

川崎フロンターレの対応策と注目すべき選手

では、川崎フロンターレはどう対応するか。2015年のセカンドステージで敗れた時の敗因の1つは、無理して中央から攻撃を仕掛けようとしたことにありました。中央を塞ぎ、受けられる場所がないにも拘わらず、中央で受けて、ボールを失う。あるいは、DFの背後を狙おうとするけれど、DFとGKの間は狭く、小林が受けようとしても受けられない。中央もダメ、背後もダメ、サイドもダメ。どこからも攻撃出来ずに敗れてしまいました。

川崎フロンターレが上手く対応したのが、2016年のファーストステージです。横浜F・マリノスが中央を塞いでくる事を想定し、相手が焦れるまでボールを保持し、相手の守備がズレてから攻撃を仕掛けることで、相手に攻められる回数を減らし、試合を自分たちのペースでコントロールすることに成功しました。

2016年ファーストステージと同じ戦い方がこの試合で出来れば、勝利できる可能性は高いと思います。一方、焦って攻撃を仕掛けようとすると、2015年のセカンドステージのようになるはずです。

勝敗を左右するのは、スタメンでの起用が予想される、三好と狩野です。特に注目しているのは、狩野です。2016年開幕当初、狩野はスタメンで起用される機会が多かった選手です。狩野に期待されていたのは、相手のDFとMFの間でボールを受け、大久保や小林にシュートチャンスを作らせるようなパスを出すプレーです。チームとしては大久保は出来るだけゴール前にいて欲しい。小林はDFとMFの間でボールを受けるのは、そこまで上手くない。そう考えると、誰か間で受ける選手が欲しかったのです。そこで、ボールを扱う技術が上手い狩野を起用したのですが、ボールを受けるタイミングが味方とあわなかったり、受けたパスを後ろに戻してしまうので、相手の守備を崩すプレーがなかなか出来ていませんでした。

結果も出ていなかったので、次第にスタメンを外れ、狩野の代わりに大塚が起用されたり、中村が起用されたりするようになりました。しかし、チームは未だに有効な解決策を見出だせていません。狩野にとっては、まだチャンスは残されています。このチャンスをモノに出来るか、注目したいと思います。サテライトの試合や、ナビスコカップの試合を観る限り、狩野のプレーは改善されていると思います。どんなプレーをするのか、注目したいと思います。

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