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2017年J1第25節 川崎フロンターレ対横浜F・マリノス プレビュー「ほこ×たて」

   

2017年Jリーグ第25節、川崎フロンターレの対戦相手は横浜F・マリノスです。まず第24節までのデータを基に、横浜F・マリノスのデータから分析した特徴を紹介します。

ボール支配率が50%を超えている横浜F・マリノス

Football-LABのデータによると、シュート数を攻撃回数で割った「チャンス構築率」は10.3%でリーグ10位。攻撃回数は119.3回とリーグ12位で、1試合平均のシュート数は12.3回でリーグ12位。シュート成功率は10.2%でリーグ9位。特別高い値ではありません。

攻撃に関するデータを詳しく分析すると、目を引くのが直接フリーキックの数が1試合平均14.8回でリーグ1位。これは、齋藤学、マルティノスというドリブルが上手い選手、相手チームがファウルで止めている回数が多いから生じているデータではないかと読み取れます。ただ、セットプレーからの得点は総得点の26%(8得点)とそこまで多くありません。むしろ、クロスからの得点が総得点の26%(8得点)を占めていることから、サイドからボールを運んでシュートチャンスを作るのが上手いチームだという事が読み取れます。分かってはいますが、齋藤学と山中の左サイド、マルティノスと松原の右サイドというサイドからの攻撃が横浜F・マリノスの強みであるということが読み取れます。

横浜F・マリノスの攻撃のデータで少し驚いたのは、1試合平均の30mライン侵入回数が35.4位でリーグ14位なのですが、ボール支配率は50.5%でリーグ8位と、決して相手にボールを持たせているだけのチームではないということです。むしろ、ボールを保持出来る時はきちんと保持し、相手が攻撃を仕掛けてきたらボールを奪って素早く攻撃出来るとてもバランスのよい攻撃が出来るチームでもあります。

相手の攻撃を単発で終わらせる横浜F・マリノスの守備

横浜F・マリノスのデータで注目したいのは、守備のデータです。シュートを打たれた数を攻撃を受けた数で割った「被チャンス構築率」は11.6%でリーグ15位と、決してシュートを打たれない守備が出来ているチームではありません。ただ、攻撃を受ける回数は117.6回でリーグ5位と少なく、被シュート成功率は5.2%でリーグ1位。攻撃を受ける回数は少なく、シュートは打たれるけれど、きちんとシュートを止めていたり、成功率の低いシュートを打たせているチームであることが読み取れます。

横浜F・マリノスの守備のデータで興味深かったのは、クリアの数です。1試合平均のクリアの数は24.5回でリーグ6位ですが、この数字は攻撃を受ける回数がリーグ5位という数字と照らし合わせると、相手の攻撃をクリアはするけれど、味方にボールを渡して攻撃を仕掛けているので、相手にクリアしたボールをひろわれて、二回、三回と攻撃をさせず、相手の攻撃を単発で終わらせるているのではないかと推測します。このような守備が出来ているからこそ、横浜F・マリノスの失点が少ないのではないかと思います。

大島とエウシーニョに注目。

この試合は、川崎フロンターレがいかに横浜F・マリノスの守備を崩すのか、横浜F・マリノスがいかに川崎フロンターレの攻撃を受け止めつつ攻撃を仕掛けるかという事がポイントになると思います。僕は川崎フロンターレで注目しているのは、大島とエウシーニョです。共に前回対戦時には欠場していた選手です。

大島に期待したいのは、ボールを運ぶプレーです。最近の大島のプレーを観ていると、パスのテンポを上手く変えながら、攻撃の起点となるプレーは出来ています。しかし、以前に比べると思い切ってドリブルを仕掛けて、相手陣内にボールを運ぶプレーが減っている気がします。大島のポジションは一昔前はパスをテンポよく交換できる選手が重宝されましたが、現在はボールを相手陣内にドリブルで運べるプレーヤーが重宝されています。レアル・マドリーのモドリッチはそんな現代のトレンドを象徴する選手です。大島はモドリッチのように、相手の守備を掻い潜ってボールを運べる選手です。横浜F・マリノスの守備を掻い潜れないようでは、日本代表に選ばれる事はありません。大島は今のプレーでも十分レベルが高いのですが、より高いレベルを期待したいと思います。

エウシーニョに期待したいのは、相手DFの背後で受ける動きです。横浜F・マリノスはそこまで相手ゴールに近い位置で守ろうとするチームではありません。したがって、エウシーニョがDFの背後でボールを受けようとしても、ボールを受けられる回数は限られていると思います。しかし、エウシーニョが「ボールを受けられない」と考えてトライしなければ、横浜F・マリノスの守備は崩れません。前回対戦時には、エウシーニョのように相手DFの背後でボールを受けようとする動きがあまりありませんでした。相手DFの背後で受ける動きを繰り返す事によって、相手DFの統率が取れた動きを乱す事が出来ます。相手DFの動きを乱すことが出来れば、ボールを受けたり、ボールを運ぶ場所が生まれます。まずはボールを受けようと動きを繰り返す。これが出来なければ、横浜F・マリノスの守備は崩せません。

大島のボールを運ぶ動きと、エウシーニョのボールを受ける動き。この2人の動きが目立つようであれば、何度も攻撃が繰り返せているので川崎フロンターレのペース。この2人が目立たなければ、単発で攻撃を終わらせているので、横浜F・マリノスのペース。僕はそんな試合になると予想しています。どんな試合になるのか、楽しみです。

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