nishi19 breaking news

スポーツでもっと楽しい未来を作る

第96回天皇杯4回戦 川崎フロンターレ対浦和レッズ プレビュー「攻撃のテンポを上げろ」

   

第96回天皇杯天皇杯4回戦、川崎フロンターレの対戦相手は浦和レッズです。

若い選手は慎重に起用する

この試合の川崎フロンターレは、長谷川、三好、板倉といった選手がスターティングメンバーで出ることが予想されています。欠かせない存在になっている車屋だって24歳、谷口も25歳。川崎フロンターレのメンバーが少しずつ若返ってきている事が、予想されるスターティングメンバーからも分かります。

この試合のスターティングメンバーを考える上で、おさえておきたいのは、風間監督は経験の少ない選手を起用する時は、慎重に慎重に機会をうかがって起用する監督だという事です。なぜ慎重になるのかというと、経験の少ない選手が試合に出て、ミスをして、前半45分で替えざるを得なくなってしまうと、選手が持っている自信を失うことになりかねません。

自信を失ってしまうと、取り戻すのに時間がかかり、その後何試合も起用できないということになってしまっては、せっかく起用した意味がなくなってしまいます。自信満々でプロの世界に飛び込んだ新人の鼻なんて、簡単に折ってしまう力を、プロの世界で長くプレーしている選手は持っています。だから、風間監督は「もう大丈夫だろう」と周囲が感じていても、ちょっと理不尽なくらい他のポジションの選手を起用してみたり、ベンチに入れるけど出番がなかったりという状況において、どういう反応をするのか。

そこまで見極めて、簡単に自信を失わないと判断してから起用する。そう考えているんじゃないかと、選手の起用の仕方から感じていました。だからこそ、長谷川、三好、板倉といった選手がこの試合で起用されるということは、彼らが力をつけ、ちょっとやそっとでは折れない選手になってきたからだといえるかもしれません。

ただ、練習を通じてよいプレーが出来ていても、試合でどうなるかは分かりません。試合でダメだった時のために、風間監督は敢えて経験を積んだ選手をベンチに入れておきます。ダメだった時に交代させて、経験を積んだ計算出来る選手の力で、ある程度のところまで試合を立て直すという保険も持っておきながら、選手を起用しています。

攻撃のテンポがどこまで保てるか

長谷川、三好、板倉といった経験の少ない選手を起用するのは、チームに怪我人が増えているのもありますが、攻撃のテンポを上げたいからだと思います。セカンドステージ第17節のガンバ大阪戦のプレビューにも書きましたが、川崎フロンターレが抱えている問題は、縦方向に出されるパスの本数が減ったことによって、攻撃のテンポ、スピードが遅くなった事です。「出して、受ける」動きの頻度とスピードが落ち、縦方向にパスが通らない。これによって、なかなかボールが前に進まず、相手の守備を崩せない。そんな時間が長く続いた結果、失点してしまう。こんな事象が何度もみられました。

ガンバ大阪戦に長谷川、三好の2人を起用したことで、問題に対するある程度の効果は現れました。2人が何度も「出して、受ける」を繰り返し、ボールをドリブルで「運ぶ」動きをみせてくれた結果、攻撃のテンポとスピードが上がり、久々に観ていて楽しいサッカーが披露されました。ガンバ大阪戦では60分までしか続きませんでしたが、この戦い方が何分続くのかが、この試合の勝敗を左右すると僕は思います。

いつまでも中村と大久保のチームじゃない

攻撃のテンポ、スピードが上がらなかった理由としては、中村憲剛のパフォーマンスも要因として挙げておきます。ガンバ大阪戦の中村のパフォーマンスはよくありませんでした。中村がボールを持つと、ボールを次に出す人、場所を探してしまうため、攻撃のテンポ、スピードが下がってしまっていたからです。

2016年シーズンの中村は、足首、腰、太腿の怪我で、何度か試合を欠場しています。シーズン終盤のこの時期に、コンディションがよい選手なんてほとんどいませんが、2016年シーズンは、怪我する度に短い期間で戻ってきているので、身体に対する負担も大きかったのだと思います。元々怪我をかかえていたりすると、パフォーマンスにもろに現れてしまう選手ですが、セカンドステージ第14節のヴィッセル神戸戦、第17節のガンバ大阪戦は、よいプレーが出来ていませんでした。

中村がいることで、パスで相手の守備を崩せるという武器が増えるというメリットはあります。ファーストステージ第16節のアビスパ福岡戦は、攻撃の最適解を見つけられる中村の不在が、試合の勝敗に大きく影響しました。しかし、今の川崎フロンターレは、そこまで中村への依存度は高くないチームだと思います。大久保への依存度も高くないチームだと思います。中村がいない試合で、チームが勝てるようであれば、チャンピオンシップだけでなく、2017年シーズンに向けて、自信になるはずです。どんな試合になるか、楽しみです。

おすすめ

 - , , ,