チームに必要なベテランの力。2014年J1第33節 川崎フロンターレ対サンフレッチェ広島 プレビュー

2014/12/16

2014年J1第33節、川崎フロンターレの対戦相手はサンフレッチェ広島。第2節での対戦では、1-2でサンフレッチェ広島が勝ちました。

失った自信を取り戻せ

この試合のポイントは、失った自信を取り戻せるかです。

川崎フロンターレは、ここ数試合毎試合のようにフォーメーションを変えて戦っています。第31節の清水エスパルス戦は4-2-3-1、第32節の鹿島アントラーズ戦は、4-1-2-3でスタートし、試合途中で4-4-2に変更しています。「フォーメーションは関係ありません」と語っている風間監督が、毎試合のようにフォーメーションを変えているのは、チームが上手くいっていない証拠だと思います。

フォーメーションを変える理由は、自分たちが自信をもって戦うことが出来る形が見出だせていないからであり、まだまだチームとして、どう戦うかが固まっていないことの証でもあります。この試合は、3-5-2でスタートすることが予想されています。相手のフォーメーションに合わせることで、守備ではマークする選手がはっきりするので、ここ数試合よりは守備は安定すると思います。あとは、安定した守備を攻撃にいかに結び付けられるかです。先制点を奪い、ゲームをコントロールしながら、川崎フロンターレらしいサッカーをするために必要な自信が取り戻せるかが、この試合でも最も重要なポイントです。

新鮮な若手とツボをおさえたベテラン

この試合は、車屋の初先発と、稲本が久々に先発することが予想されています。注目は、稲本のプレーです。稲本がボランチに入ることで、ペナルティエリア前の守備が改善されると思います。第32節の鹿島アントラーズ戦では、山本がこのポジションを務めていましたが、稲本の方が守備は上です。10月以降の試合に比べて、ピンチは減るはずです。

17歳でプロデビューした稲本も、35歳になりました。若い頃、ボランチながら前線に上がって得点を奪うのが持ち味だった選手が、いつしか中盤でどっしりと構えて、ゲームをコントロール出来る選手になりました。ただ、相手の懐に入って、ファウルなしでボールを奪う技術は、若いころと変わらず一級品です。まだまだ、第一線でやれる選手だと思います。

この試合は、久々に等々力に観戦に行きます。

車屋のような若い選手の活躍も楽しみですが、稲本のようなベテランのツボをおさえたプレーも、サッカーの魅力です。優勝争いとは関係のない試合ですが、だからこそ、サッカーの魅力が存分に楽しめる試合になって欲しいと思います。

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