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第95回天皇杯3回戦 川崎フロンターレ対京都サンガFC レビュー 相手を見て戦えるチームへの成長

   

川崎フロンターレ対京都サンガFC

第95回天皇杯3回戦、川崎フロンターレ対京都サンガFCは、3-0で川崎フロンターレが勝ちました。

この試合のポイントは、ガンバ大阪戦から中9日でむかえる試合に勝利すること、そして中2日でむかえるサンフレッチェ広島戦に向けて怪我人や疲労を残さないこと、この2点でした。川崎フロンターレの監督・スタッフ・選手たちは、この難易度の高いポイントを、見事にクリアしてみせました。

京都サンガの戦い方に慌てずに対応

京都サンガは、普段試合に出ていない選手が多かったため、川崎フロンターレがボールを持つと、積極的にボールを奪いにきました。また、京都サンガはDFラインを相手ゴールに近い位置に設定し、FWとの距離を短くし、川崎フロンターレが得意とする中盤のパス交換が出来ないように仕向けてきました。

ただ、DFラインを相手ゴールに近い位置に設定するということは、当然DFラインとGKとの間には、スペースがあるということになります。川崎フロンターレは、空いているスペースを狙う攻撃を仕掛けたので、普段よりロングパスを使った攻撃が増えました。

ロングパスを使った攻撃は成功すればチャンスになりますが、失敗する確率も高い攻撃です。

中9日空いたこともあって、微妙にパスの出し手と受け手とのタイミングがずれたり、トラップが上手くとまらなかったり、パスが微妙にずれたりといった具合にミスが起こり、成功する回数は多くありませんでしたが、京都サンガのDFラインを下げさせ、相手を動かし、疲れされることは出来ていました。したがって、相手の動きが鈍った後半30分以降に2点追加出来たのだと思います。

相手を見て戦える選手たち

この試合を観ていて「すごいな」と思ったのは、選手たちが試合中全く焦っていなかったことです。相手の戦い方をみて「後半必ずバテる」と感じていたのだと思います。焦らずに自分たちのペースでボールを回し、相手の狙いを読み取り、相手の動きが止まった時間帯にきちんと追加点を挙げて試合を終わらせる。強いチームなら当たり前に出来る戦い方が、中9日のゲームで出来たことに感心しました。

そして、何よりすごいのは選手たちが、焦らなかっただけでなく、先を見越して、疲れを残さないように、怪我をしないようにプレーすることも心がけていたように感じられたことです。相手の力を把握したうえで、試合に勝つために必要な力だけ出す。そんな効果的、効率的なプレーが出来ていたと感じました。

実戦感覚を取り戻せたことは大きい

風間監督も「疲れを残さない」ことを目的とした交代策を実行しました。

怪我明けの田坂と、怪我をかかえている小林を早い時間で交代させ、山本を入れることで大島と中村の負担を軽くするだけでなく、動きが止まりつつあった相手をさらに疲労させる狙いがあったのだと思います。

そして、中2日でサンフレッチェ広島戦を控えている事を考えると、この試合で実戦感覚を取り戻すことが出来たのは、とても有意義だったと僕は思います。

実践感覚が鈍っていると、ボールを止める場所が微妙にずれたり、ボールを蹴るときに狙い通りに蹴れなかったりします。実際の試合をこなさないと、感覚がずれていることは、よくあります。

特に怪我明けの田坂は、感覚のずれが大きかったように感じました。ただ、サンフレッチェ広島戦には修正されるはずです。ここで、今の自分達の感覚を確認出来たのは、サンフレッチェ広島戦への準備として考えても、とても有意義だったと僕は思います。

異なるアプローチで試合に備えたサンフレッチェ広島

そう考えると、同じく中2日で試合をするサンフレッチェ広島が、天皇杯をほとんど控え選手で戦ったのは、予想されたことであるとはいえ、興味深いアプローチだと思います。全く違う準備の仕方をしている2チームが、中2日でむかえる試合でどんな戦いをするのか。2チームの準備が、どう試合結果に影響するのか。注目したいと思います。

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