守備の堅い相手を攻略。アウェーの雪辱を果す。ACLグループリーグ 川崎フロンターレ対ウエスタン・シドニー レビュー

2014/07/22

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2014年 ACLグループリーグ第3戦ウエスタン・シドニー対川崎フロンターレの試合は、2-1で川崎フロンターレが勝ちました。後半の川崎フロンターレのシュート数は、なんと18本。攻めて、攻めて、攻めまくった結果、奪いとった2ゴールでした。

後半はほとんどウエスタン・シドニーの陣地でゲームが進んでいましたが、あれだけ大柄な選手たちがペナルティエリアの中に6人も7人も入っていたら、得点を奪うのは簡単ではありません。相手を外して、受けてという地道な動作をフィールドプレーヤー全員で繰り返して奪った、2ゴール。2点目取った後、攻め疲れから足が止まってしまいましたが、仕方ありません。

効果的だったロングパス

前半は、中村憲剛と大島へのプレッシャーが強く、パスがひっかかる場面が目立ちましたが、後半に入って相手のサイドバックの裏を狙ってロングパスを通し、相手のDFラインを下げさせてから、中村憲剛と大島にボールを渡たることで、普段のテンポを取り戻しました。ジェシと中澤の2人からのロングパスも正確でした。

この試合のセンターバックは、井川が負傷のため、中澤がスタメンでした。今年中澤が出場している試合を観ていると、パスが凄く上手くなっていると感じます。

具体的に言うと、パスの距離が長くなってます。目の前のボランチや近くのサイドバックにパスするだけではなく、直接大久保に速いパスを通したり、森谷やレナトといったサイドハーフにパスを通したりする場面が、この試合でも何度かみられました。中澤は31歳でベテランと呼ばれる年齢ですが、彼自身の努力と練習に臨む態度が、プレーを向上させ、与えられた出番でしっかり自分の力を発揮させているんだと思います。

久々にみられた強引なレナト

この試合、レナトが後半に放ったシュートは5本。久々に、貪欲にゴールを目指すレナトがみれました。

今シーズンのレナトは、まだコンディションが上がっていないのか、あまり縦に突破する場面や、強引にシュートを狙う場面がみられず、1対1の場面でもバックパスが多かったのですが、この試合の後半は、相手のサイドバックの裏を狙い、執拗に1対1を仕掛け、強引にでもシュートを撃つレナトらしいプレーが随所にみられました。

あとはゴールですね。この調子なら、近いうちにゴールが入るでしょう。

試合を決めた大島僚太

この試合の決勝ゴールを奪った大島僚太は、今シーズンに入ってから急激に成長しています。以前の記事で「チームの勝敗を背負う存在になってほしい」と書いたのですが、まさかこんなに早くそういう存在になるとは思いませんでした。

今シーズンの大島僚太は、急激に凄い選手になりつつあります。ボールを失わず正確に繋ぎ、ゲームの流れを読みながらプレー出来るだけでなく、今シーズンは守備が向上し、相手からファウルなしでボールを奪う場面が何度もみられます。また、怪我が多く、終盤に足をつることが多かった選手が、今シーズンはすでに8試合に出場し、ほぼフル出場している点にも成長を感じます。

今年の川崎フロンターレは大島僚太がシーズン終了後にどんな選手になっているかで決まる、と書いたのですが、今のプレーぶりなら、シーズン終了後には日本代表に選ばれていても不思議じゃありません。そのくらいのパフォーマンスを大島はみせています。

そして、今の大島のプレーなら、U-21というカテゴリーの代表ではなく、ブラジルワールドカップが狙えるんじゃないかというのは言い過ぎでしょうか。

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