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書評「川崎フロンターレあるある」(いしかわごう)-誰しも自分だけが知ってる「あるある」がある-

   

川崎フロンターレあるある

Jリーグスタジアム観戦調査で、5年連続地域密着度1位。そして2015年シーズンは、等々力陸上競技場のメインスタンドが完成したこともあって2014年シーズンより70,000人以上の観客増を達成。2016年にチーム創立20周年をむかえる川崎フロンターレがいかにサポーターに支持されているクラブか、よく分かります。

本書「川崎フロンターレあるある」は、そんな川崎フロンターレにまつわる様々なエピソードを紹介している1冊です。

サポーターもクラブの一員

本書には、川崎フロンターレのサポーターなら誰でも知っている「等々力劇場」幕開けのスイッチはなんといってもケンゴの煽り!(そして煽ると点が入らない)」「実は「百獣の王」の肩書きがある大久保嘉人」といった「あるある」だけでなく、あまり知られていない「あるある」まで、様々なエピソードが収められています。1つ1つのエピソードを深掘りして詳しく紹介しているわけではありませんが、むしろさらっと紹介することで、川崎フロンターレが好きな人、川崎フロンターレに興味がある人によって、興味を抱きやすいように構成されています。

個人的に印象にのこった「あるある」は、「勝てなくてもクラブ批判弾幕は出さない」です。川崎フロンターレのサポーターは、負けてもクラブ批判を表向きにすることはありません。負けた試合の後でもブーイングもしません。監督の采配、チームの組織のあり方、クラブの体制作りはその道のプロに任せる。こうしたクラブスタッフの仕事に対するリスペクト・信頼をサポーターが、新しい観客を呼び込みやすい雰囲気を作っているのだと思います。サポーターもクラブの一員。そんな事を読みながら感じました。

僕が知ってる「川崎フロンターレあるある」

ついでに僕が知っている、「川崎フロンターレあるある」をご紹介します。

川崎フロンターレは、毎試合変わったプロモーション企画を行うことで知られています。そんなプロモーション企画を企てるプロモーション部を率いるのは、部長の天野春果さん。天野さんは、川崎フロンターレのスタッフとして働き始める前は、アメリカでスポーツマネジメントを勉強されていました。そんな天野さんは、1994年のアメリカワールドカップの時、ちょうど留学中だったこともあって、コロンビアの試合を観に行くことにしました。

ただ、観に行くだけじゃつまらない。そう考えた天野さんは、コロンビアのファンであることを示すため、全身に金粉を塗って、試合会場に現れます。天野さんの恰好を見たコロンビアサポーターは驚き、記念撮影をせがまれたそうです。天野さんの狙いは大成功、のはずだったのですが、金粉は皮膚に塗ってしまうと、皮膚呼吸が出来ません。皮膚呼吸が出来ないと、熱が身体にこもってしまいます。試合の翌日、天野さんは高熱に苦しみ、寝込んでしまったそうです。

川崎フロンターレにかかわる人は、誰しも自分だけが知ってる「あるある」があるのだと思います。あなたの「あるある」は何でしょうか。ぜひ読みながら考えてみてください。

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