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2017年J1第6節 川崎フロンターレ対ヴァンフォーレ甲府 プレビュー「中村憲剛に問われる目に見える結果」

   

2017年Jリーグ第6節、川崎フロンターレの対戦相手はヴァンフォーレ甲府です。

年々ゴールチャンスを作り出すプレーに特化している中村

この試合注目したいのは、中村憲剛のプレーです。現在、川崎フロンターレは怪我人が出ていることもあり、3-4-1-2というフォーメーションを採用しています。中村は、「1」のポジションでプレーしているのですが、このポジションは現在の中村の能力を活かすなら、ベストのポジションだと、僕は思います。

なぜそう思うのかというと、年々中村のプレーが、ゴールチャンスを作り出すプレーに特化しているからです。2012年頃の中村は、自陣からボールを運ぶ時の起点になり、ゴールチャンスを作り出すためのパスも出す、といった具合に、川崎フロンターレの攻撃の全てを担っていました。しかし、川崎フロンターレの選手たちのレベルが上がり、大島、エドゥアルド・ネット、森谷といった選手が台動し、DFも谷口、車屋、登里といったボールを運べる選手が成長した結果、攻撃の全てを担う必要はなくなってきました。

そこで近年の中村は、ゴールチャンスを作り出す、「最後の仕上げ」のプレーに磨きをかけているように感じます。2016年シーズンのリーグ戦9得点11アシストという結果は、中村が磨きをかけてきた努力の証だと思います。しかし、ゴールチャンスを作り出すプレーに特化しつつあるがゆえなのか、守備の時にボールを奪いにいくアクションは減っていると感じます。僕は、中村の守備時のアクションが少なくなっていることによって、他の選手への守備時の負担が増えていると感じます。中村に比べると、エドゥアルド・ネットや大島の走行距離は1kmほど、スプリント回数は10回ほど多いのですが、これは守備時のアクションの量の差だと思います。こうした負担は、実はボランチの怪我人が多い事の一因ではないかと、僕は推測しています。

正直、中村の守備を考えると、ボランチで起用するのは、守備時に相手に狙い所を与えてしまうようなものです。その事が分かっている鬼木監督は、2017年シーズンはFC東京戦の後半を除いて、中村をボランチでは起用していません。そして、中村をボランチにしてから3失点したのは、偶然ではないと僕は考えています。

自分の能力を信頼してもらえているからこそ求められる結果

3-4-1-2というフォーメーションだと、中村の背後に2人、前にも2人います。まず、背後に2人いるので、守備時の中村の動きをある程度は補う事が出来ます。また、攻撃の時は中村の前に2人いるので、中央で中村がボールを持った時、パスを出しやすい状況が整っています。守備時の動きを補い、攻撃時に能力を最大限活かす。今の中村の能力を最も活かすために採用された、フォーメーションともいえます。

だからこそ、中村には、得点、アシストといった、誰にでも分かる結果が求められます。前節のベガルタ仙台戦は、素晴らしいパスを何本も出しましたが、得点もアシストも記録していません。これではいけません。得点やアシストなど、目に見える結果を残し、自分の存在価値を証明し、「やはり川崎フロンターレは中村憲剛のチームだ」とチーム内外に証明していく事が求められているのです。

今の川崎フロンターレは、怪我人が多く、2017年に37歳になる中村の能力を活かさないと勝つ事が出来ません。ただ、ここで中村が結果を残せなければ、怪我人が復帰した時、中村を活かすという選択肢より、他の選択肢を優先するということになる可能性があります。そうなると、30代中盤の選手の存在価値が急激になくなってしまいます。それは、サラリーマンでも同じです。結果を出さなくなったベテランほど、「あいつは終わった」「あいつは衰えた」と言われるものです。

どうせなら、中村には、(僕も含めた)「あいつは終わった」といわれる声を覆して、出来るだけ長くプレーして欲しいと思います。そのためには、自分のプレーに頼ってもらっているうちに、試合で結果を出すことが重要です。この試合で中村がどんなプレーをするのか、結果を残せるのか注目したいと思います。

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