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2015年J1セカンドステージ第17節 川崎フロンターレ対ベガルタ仙台 レビュー「どんな相手でも勝てるチームに」

   

川崎フロンターレ対ベガルタ仙台

2015年Jリーグセカンドステージ第17節、川崎フロンターレ対はベガルタ仙台は1対0で川崎フロンターレが勝ちました。セカンドステージは7位、年間順位は6位で2015年シーズンを終えました。

大久保嘉人の3年連続得点王、本当にすごいと思います。大久保の凄さは、どこかで別に書きたいと思います。そして、谷口もフルタイム出場だけでなく、イエローカードなしでシーズンを終えました。これもすごいことだと思います。

中野への課題と期待

この試合は中野嘉大のプレーに注目していました。彼がチームを引っ張るようなプレーが出来れば、来シーズンの川崎フロンターレは中野が重要な役割を担うんじゃないか。そう考えていたからです。ただ、中野のプレーは良いとは言えませんでした。技術は高いのですが、プレーの判断が悪く、ベガルタ仙台の守備にひっかかってしまいました。

後半ウイングバックになってからは何度がよいプレーが出ましたが、僕は中央のポジションで起用されても、同じようにプレーして欲しいと思います。中野のドリブルは、川崎フロンターレにとって武器です。コンスタントに高いレベルが披露できるようになれば、チームはもっと強くなります。中野としては、出場機会が増えた事で、自分が出来ることと課題が見つかったシーズンだと思います。来シーズンはどんなプレーをしてくれるのか、注目したいと思います。

僕は森谷に期待している

この試合、よいプレーをみせてくれたのは、森谷賢太郎と田坂祐介です。森谷は「出して、受ける」プレーを繰り返し、チームの攻撃によいリズムを作ってくれました。また、守備の時は素早く自陣に戻り、ボールを持った選手に素早く守備をすることで、ベガルタ仙台に素早い攻撃をさせませんでした。特に60分頃に相手を2度、3度と追いかけたシーンは、チームの士気を高め、スタジアムを盛り上げ、その後の猛攻につながるプレーだったと思います。

僕は森谷は、来シーズンも引き続き川崎フロンターレのキーマンだと思います。彼が30試合以上出場し、10得点とれれば、川崎フロンターレはタイトルをとれるチームになっていると思います。僕は森谷はそれが出来る選手だと思います。

田坂復帰のメリットが得られるのは来シーズン

そして、後半から出場した田坂祐介が流れを変えてくれました。前半は中村と大島に対する守備が厳しく、テンポのよいパス回しが出来ませんでしたが、田坂が効果的にサポートするようになってから、攻撃がスムーズになりました。

個人的に田坂が復帰してから助かっているのは、試合を詳しく振り返ることが出来る選手が増えたことです。今までは、中村のインタビューをベースに、他の選手の意見と照らしあわせて、選手が試合中にどんなことを感じていたのか、振り返っていました。しかし、田坂が復帰してから、中村と同じレベルで試合の事を詳しく解説し、チームの課題を選手の視点で語ってくれる選手が増えたことで、試合の理解度をより深めることが出来ました。

中村、大久保と同じレベルでサッカーを理解し、プレーで表現できる選手が加入したことは、来シーズン以降に目に見える形でメリットとして還元されるはずです。そして来シーズンの田坂は、中村が今まで担っていたチームのリーダーとしての役割を担うことが求められます。あわせて、来シーズンはぜひ田坂のコメントに注目してみてください。

どんな相手でも勝てるチームに

この試合を振り返ると、今シーズンの勝ちパターンに持ち込めたのが、勝因だったと思います。

今シーズンの勝ちパターンとは、ボールを保持し、相手が自陣に引いて、守備を固めてきても、距離の短いパスと長いパスを使い分けながら相手を動かし続けます。むやみに相手が待ち構えている場所にパスをせず、パスをつなぎ続け、相手の動きが鈍り、マークが緩くなったところを仕留める。得点を奪った後は、ボールを保持しながら相手の攻撃を凌ぎ、逃げ切る。このパターンに持ち込むことが出来ました。

ただ、この勝ちパターンは、相手チームのコンディションが悪い時、相手のチームの攻撃力が川崎フロンターレより劣る時は、通用していました。しかし、サンフレッチェ広島、ガンバ大阪、浦和レッズ、FC東京、鹿島アントラーズ、横浜F・マリノス、柏レイソルといった、チャンピオンシップに出場するチームや、同等の力を持っているチーム、そしてボールを保持するのが川崎フロンターレと同じくらい上手いチームに対しては、通用しませんでした。特に柏レイソルとサンフレッチェ広島には、2敗。この2チームに勝ちきるのが、来シーズンの課題です。

また、よく走るサッカーをする、モンテディオ山形には1分1敗。湘南ベルマーレ、清水エスパルスといった下位チームへの敗戦も、勝ち点の取りこぼしにつながってしまいました。来シーズンは、今シーズン勝てなかったチームに対して、自分たちの勝ちパターンに持ち込んだり、あるいは途中出場の選手が試合の流れを変えて、勝利するという試合を増やしていかなければ、タイトルを勝ち取ることは出来ないと思います。

来年の目標は勝ち点70

川崎フロンターレが2015年シーズンに獲得した勝ち点は、2ステージあわせて57。これは、2014年シーズンの55を上回るだけでなく、3位になった2013年シーズンの60から3点少ないだけです。ただ、今シーズンはサンフレッチェ広島と浦和レッズの2チームが、勝ち点70を超えています。サンフレッチェ広島の勝ち点74に至っては、歴代最多です。川崎フロンターレがリーグタイトルを獲得しようと考えるなら、来年は勝ち点70という数字が目標になると思います。ちなみに、今シーズンは、3連敗が2回、2連敗が1回ありますが、この連敗をそれぞれ1敗ずつにとどめ、逆に勝利に結びつけられていると、勝ち点は72になります。

勝ち点70を獲得するには、どんなチームになればいいのか。そして、勝ち点70を獲得できるチームとは、どんなチームなのか。オフシーズンにサポーターの皆様で、それぞれ考えてみてはいかがでしょうか。そんな事を考えていたら、すぐにシーズンが開幕します。もう気分は、来シーズンです。色々な想像をふくらませながら、今から楽しみにしたいと思います。

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