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2016年ナビスコカップ予選リーグ第6節 川崎フロンターレ対ベガルタ仙台 プレビュー「自分のためにプレー出来るか」

   

2016年ナビスコカップ予選リーグ第6節、川崎フロンターレの対戦相手はベガルタ仙台です。

普段試合に出ていない選手がどんなプレーをするのか

この試合のポイントは、普段試合に出ていない選手がどんなプレーをするのかです。

ナビスコカップの予選リーグ突破の可能性が低くなったこと、連戦が続いていることもあって、川崎フロンターレはメンバーをリーグ戦から入れ替えることが予想されます。負傷で出場機会が減っていた井川や武岡、出場機会がほとんどなかった大塚、そして今シーズン初めて板倉と安藤が出場することが予想されています。特に、アカデミー出身の板倉は、出場したらプロデビュー戦です。アカデミーから板倉の事を知っているサポーターの中には、試合が待ちきれないと感じている人もいると思います。

この試合は、普段試合に出ていない選手や、普段慣れ親しんだポジションで試合に出る選手が少ないので、選手同士の連携が上手くいかない場面があると予想されます。当然試合に普段出られていない選手たちなので、大久保、中村、小林、大島といった選手と比較すると、プレーの質が低い場面もあると予想されます。

したがって、僕はこの試合の真のポイントは、「個人個人が自分のためにプレー出来るか」だと思います。風間監督は常々「個人個人の戦闘力を組み合わせて、初めて機能するのがチーム戦術だ」と語っています。チームとして高いレベルでプレーしたいと出場した選手が考えるなら、まずは自分の特徴を発揮することを考えるべきだと、僕は思います。それこそ、風間監督が望んでいることであり、川崎フロンターレというチームの戦い方への理解度を示す、最も良い方法だと僕は思います。

板倉ならヘディング、武岡なら1対1の強さ、狩野なら正確なキック、長谷川ならドリブルといった、自分の特徴を発揮することをまずは最優先で考えて欲しいと思うのです。選手個々の能力を組み合わせて、チームが勝てる方法を考えるのは、監督の仕事です。細かい連携、連動が上手くいかない事を前提で考え、まずは個人個人が自分の力を発揮し、相手に勝つ。その事を考えてプレーして欲しいと思うのです。そして、こういう試合で自分の持っている能力を発揮出来る選手こそ、これからの試合で出場機会を増やしていく選手だと思って、間違いありません。特に、板倉のようにこの試合がプロデビュー戦という選手であれば、なおさら自分の特徴を出すことに集中し、プレーして欲しいと思います。

苦しい時こそ、自分のために

僕が好きなエピソードがあります。イチローがオリックス時代に1軍に定着した頃の話です。ある試合に負けて、責任の一端を感じていて落ち込んでいたイチローが落ち込んでバスに座っていたら、当時オリックスの監督だった仰木監督が、にこやかな顔でバスに乗り込んできたそうです。

不思議そうに見ていたイチローに対して、仰木監督は「お前、今日の成績は?」とたずねると、イチローは「3打数1安打でした」と答えました。すると、仰木監督は「いいじゃないか!ヒット1本打ってるんだから!最高じゃないか!!」と答えた後、「負けたことなんて気にするな!!」と続けたそうです。勝敗の責任を背負って落ち込んでいたイチローは、その言葉に心から勇気づけられたといいます。

よく、「苦しいときこそチームのために頑張る」という言葉を聞きます。この言葉は、「チームで成績をあげるためにどうすべきか考え、行動することで、問題を解決する」という意味で使っているのだと思うのですが、そもそも、チームの成績が苦しくなっているのは、メンバー個人個人が自分のできる事をきちんとやっていないからであって、ただチームで成果をあげることを考えて行動しても、個人個人が成果が出ないままでは、状況は改善されません。したがって、本気で状況を打開したければ、苦しいときこそ、自分ができる事をやるしかありません。自分のできる事を認識した上で、できる事を積み上げることが、苦しいですが成果が出る唯一の近道です。

自分のためにプレー出来る選手がどれだけいるか。そんな視点でこの試合を観ると、より楽しめるんじゃないかと思います。僕は期待しています。

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