nishi19 breaking news

スポーツでもっと楽しい未来を作る

2016年ナビスコカップ予選リーグ第6節 川崎フロンターレ対ベガルタ仙台 レビュー「清々しい気持ちになった試合」

   

2016年ナビスコカップ予選リーグ第6節、川崎フロンターレ対ベガルタ仙台は、2-1で川崎フロンターレが勝ちました。

自分のためにプレーした選手たち

この試合のポイントとして、「自分のためにプレー出来るか」を挙げました。チームのために、勝利のために、と考えるより、まずは自分の特徴を最大限発揮することを心がけて欲しい。それが、チームのためになるはずだから。そんな想いで書きました。そして、試合に出場した選手たちは、皆「自分のためにプレー」してくれました。自分の特徴を最大限発揮しようと、プレーしてくれました。

板倉ならヘディング、武岡なら1対1、狩野なら正確なキック、橋本ならゴール前へのランニング、そして大塚はボールを受ける動きとシュートなど、選手個人個人が自分が出来ること、自分の得意としているプレーが何かを、試合で表現してくれました。もちろん、出場機会が得られていない選手たちなので、時間が経つにつれてミスが増え、ベガルタ仙台の攻撃を受ける時間が増えました。しかし、選手たちは耐え切り、勝利を掴んでくれました。チームにとって、とてもとても大きな勝利だったと思います。

この試合にかける意気込みを象徴していたのは、三好と長谷川のプレーです。2人に共通していたのは、「ボールを受ける事を恐れない」、「ボールを奪われる事を恐れず、前に運べる」、そして、「ミスを恐れない」事です。ボールを受けたら、相手に正対しつつ、どんどんドリブルでボールを運んでいくプレーは観ていて気持ちがよかったです。

トライし続けなければ、何も得られない

特に三好の「自分が決める」「結果を残す」という強い気持ちは、本当に頼もしい限りでした。自分でシュートを打ち過ぎる、シュートを打つときに反動をつけるので相手にシュートを打つタイミングを読まれている。そんな問題はもちろんあります。しかし、そんな事より重要なのは、「自分が決める」「結果を残す」という強い気持ちを持ち、トライし続ける姿勢です。

トライし続けていれば、自分の目の前に相手のクリアしたボールがこぼれてきたり、DFに当ってコースが変わり、シュートが入ることがあります。本田圭佑がVVVフェンロ在籍中に2部リーグMVPを獲得した時、とにかくゴールにこだわり、外れても外れてもシュートを打ち続けました。初ゴールはDFに当たって、シュートコースが変わったことで生まれたゴールでした。その後、ゴールを量産し、VVVフェンロを1部に昇格させ、2部リーグMVPを獲得。翌シーズン途中にCSKAモスクワに移籍し、ワールドカップで得点を挙げるなど、一気に階段を駆け上がりました。

本田が凄かったのは、シュートを決めたことより、シュートが外れても外れても、シュートを打ち続けた事です。「自分が決める」「結果を残す」という強い気持ちを持ち、トライし続けるのは簡単ではありません。結果が出なければ、誰しも努力を投げ出したくなりがちですし、自分が行っている行動の効果を疑いたくなります。しかし、投げ出さず、疑わずに続けたからこそ、今の本田圭佑へとステップアップ出来たのです。

三好に限らず、この試合に出場したメンバー全員に言えることですが、試合に出場する機会が少ないと、努力を投げ出したくなりがちですし、行動の効果を疑いたくなります。しかし、効果が出ないからと努力を諦めていては、望んでいる成果は得られません。この試合に出ていた選手たちは、試合に出られない間も、諦めずに努力し続けたのだということを、プレーで証明してみせました。この試合は観ていて久しぶりに楽しい試合でしたし、清々しい気持ちになりました。そんな気持ちになったのは、選手のそんな姿勢がプレーから伝わったからではないかと思います。2016年シーズンを振り返る際に、間違いなく印象に残った試合として取り上げられる試合だったと思います。

ただ、シーズンはまだまだ続きます。次は中3日でジュビロ磐田戦です。今度は普段試合に出場している選手が、よいプレーをする番です。こうして、チームの競争力は高まっていくのだと思います。次の試合も期待しています。

おすすめ

 - , , , ,