nishi19 breaking news

スポーツでもっと楽しい未来を作る

書評「藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方」-自分の仕事を見直すきっかけをくれる1冊-

   

藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方

本書「藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方」は、リクルート社フェローから民間人校長へと転身し、教育界に前代未聞の変革を巻き起こし続ける藤原和博氏が、21世紀の「成熟社会」を生き抜くための働き方についてまとめた1冊です。

本書で読むべきポイントは、冒頭の「21世紀に働く人に必要なたった2つの基礎知識」です。

自分の仕事の付加価値を計算する

「21世紀に働く人に必要なたった2つの基礎知識」の1つ目は、「自分の仕事の付加価値を計算する」ことです。本書によると、日本人サラリーマンの平均的な時給は3,000円〜5,000円だと言われているそうですが、医者、弁護士といった専門家の中には10,000円を超えている人もいますし、トップDJの時給は3,000万円とも5,000万円とも言われています。

これだけの時給の差が生まれる理由は、何か。著者はその理由を「希少性」にあると語ります。その職業、仕事が「世界に一つだけの花」だったら、時給は高くなりますが、「世界にどこにでもある花」だとしたら、時給は高くならないというわけです。

信任(クレジット)の三角形をつくる

「21世紀に働く人に必要なたった2つの基礎知識」の2つ目は、「信任(クレジット)の三角形をつくる」です。これは、希少性を高めるための考え方です。ある1つのスキルだけで、希少性を生み出すのは、簡単なことではありません。しかし、ただのデザイナーではなくインフォグラフィックが得意なデザイナー、ただのエンジニアではくドローンの制御が得意なエンジニア、ただのセールスマンではなく作家としても活躍するセールスマン、といった具合に複数のスキルをかけ合わせると、本人の希少性を高めることが出来ます。

そして、少なくとも3つの希少性を掛けあわせて作られた「信任(クレジット)」を元に、収入を得ていけばよいのだと、本書では語られています。信任はクレジットカードの限度額のようなものだと考えると、良いと思います。最初のうちは限度額は少ないですが、支払いを滞り無く行い続けていると、限度額が上がっていきます。また、仕事や実績や会社の信頼性によっても、限度額が上がっていきます。自分の仕事の付加価値を高め、その価値を人に伝え、認めてもらうための努力をし続けることが、希少性を高めるためには大切だというわけです。

自分の仕事を見直すきっかけをくれる1冊

読み終えて、改めて自分自身の仕事について考えました。自分の仕事は、年々コモディティ化しています。同業者との差が、どんどんなくなりつつあります。だからこそ、自分の仕事の希少価値をいかにして高めるべきか。本書を読みながら、改めて考えさせられましたし、今年実行しようとしている電子書籍の出版は、自分自身の希少性を高めるためにも、絶対に実現させなければならないと、改めて感じました。

正直、冒頭の部分以外は読まなくてもよいかもしれませんが、冒頭の部分だけでも、元がとれる1冊です。

おすすめ

 - , ,