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遠藤と中村の1kmの差。宇佐美と大久保のプレースタイルの差が分かるデータ。2015年J1第12節 ガンバ大阪対川崎フロンターレ プレビュー

   

2015年Jリーグ第12節、川崎フロンターレの対戦相手はガンバ大阪です。この試合も、前節の名古屋グランパス戦同様に、両チームのデータを交えながら、注目すべきポイントを紹介します。

遠藤保仁と中村憲剛の「1kmの差」

ガンバ大阪には、遠藤保仁。川崎フロンターレには、中村憲剛。この試合は、長年日本サッカーを支えてきた、2人のMFが対決する試合です。直近の5試合の、2人の1試合あたりのスプリント数の平均と、1試合あたりの平均走行距離を比較してみました。

走行距離 スプリント数 遠藤 11.1km 7.9回 中村 10.29km 5.5回

スプリント数は両者とも大きな差はありませんが、1試合あたりの走行距離は、遠藤の方が1km近く中村より多いことが分かります。遠藤の凄さは、ボールのないときや守備の時にポジションを修正する動きを、どんな試合でも、90分通して続けられる点にあります。それが、中村という同じポジションの選手と比較すると、明らかになります。

ただ、中村も走行距離は遠藤より少ないものの、Jリーグ開幕戦ではパス本数、パスを受ける本数でリーグ1位を記録するなど、走行距離は少なくても、ボールを受けるのが巧い選手ですし、チームメイトが中村にボールを集めようとしていることが分かります。

今シーズンの中村は、データにも現れるほど走行距離が少なくなりました。特に、守備の時にいるべき場所にいてくれないため、チームに負担をかけているのではないかと思われる場面も見られます。前節の名古屋グランパス戦は、中村の不在が逆にチームによい影響を及ぼしました。この試合は、中村がいることで、どんな影響があるのか。2人のMFのプレーと共に注目したいと思います。

大久保嘉人と宇佐美貴史。調子を見分けるポイント

ガンバ大阪のデータを語る上で、宇佐美貴史のデータに触れないわけにはいきません。

宇佐美はゴールを挙げた試合と、そうでない試合ではっきりとデータに違いがみられました。宇佐美は6試合連続ゴールを挙げた試合の、1試合あたりの平均スプリント数は、21.1回。しかし、無得点に終わっているここ2試合の1試合あたりの平均スプリント数は、15.8回。得点を挙げている試合のほうが、スプリント数が多いことが分かります。

スプリント数の差は、宇佐美のコンディションや気持ちのノリという点もあると思いますが、ゴールに向かうプレーが多いか否かの差だと、僕は思います。実際に宇佐美のプレーを見た後、宇佐美のスプリント数が多かったか、少なかったか、注目したいと思います。

なお、前節の名古屋グランパス戦のレビューでも紹介しましたが、大久保は1試合平均走行距離が10kmを超えたら、得点を取る確率が高い選手です。

僕は、大久保が中盤に下がってボールを受ける回数が多いか、そしてボールを受けた後、ターンで相手をかわせるかどうかを、調子のよさを測る基準にしています。大久保が中盤に下がってボールを受ける回数が多い試合や、ターンで相手をかわせる試合は、走行距離が多い試合でもあります。

宇佐美はスプリント数、大久保は走行距離。2人のデータのチェックポイントの差は、プレースタイルの差でもあります。試合を観ながら、宇佐美はスプリントが多かったか、大久保は広範囲に動けていたか、注目してみてください。そして、試合終了後にトラッキングデータで、答え合わせをしてみると、サッカーに対する違った見方が出来るのではないのでしょうか。

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